品質管理

お客さまのニーズを満たす商品を提供し、安心してご使用いただけるよう、6S(整理・整頓・清掃・清潔・躾・作法)活動が全ての土台であるという考え方のもと、品質改善に全社を挙げて取り組んでいます。

2023年度のCS活動方針

ZD(Zero Defects)による新たな価値を創造しよう

基本理念 利潤を追求する経済活動の中で、顧客満足を最大限に向上させる
重点実施項目 ①声出しによる改善 ②ルールを理解し守る ③異品種・手配誤り撲滅 ④購入品質向上

品質保証体制

CS(顧客満足)活動方針に基づき、独自の品質マネジメントシステムを運用し品質を保証しています。品質保証活動を推進するため、全社を統轄する「本社CS委員会」を設置しています。年2回の委員会では、製紙部門、パッケージング部門の購入先を含む全社の活動状況を把握するとともに、顧客情報に基づき品質に関するリスクを抽出し、全社の活動方針や重点実施項目等を審議・決定しています。各事業部門では同委員会が決定した活動方針に沿い、取組み事項を決定しています。工場ではより具体的な取組み事項や目標を定め、月例の「工場CS委員会」における品質活動状況の確認や不具合対策の評価を通じ、品質改善に努めています。

品質保証体制

品質パトロールの実施

  • 例年、各事業部では管轄する工場に属する営業部・製造部を対象に品質パトロールを実施しています。他工場や本社品質保証部からのパトローラーによる指摘への対応を通じ、改善活動の水準は年々高まっています。2023年度は作業環境および帳票類の記述等の確認に加え、ルールに則した作業実地となっているか、過去の不具合対策が形骸化していないかを重点的に監査しました。

  • 品質パトロールの様子
    品質パトロールの様子

不具合未然防止の取組み

2023年度は異品種・手配誤り撲滅活動に重点的に取り組みました。不具合事例は全社品質会議で周知し、工場でケーススタディを実施する等、水平展開することで類似の不具合の再発防止を図りました。手配関係の教材を作成し、営業部の新人や転属者向けの教育資料に活用しています。また、計画的に設備更新や改造を行うことで品質の安定化を図るとともに、検査装置の理解を深める勉強会を全国展開することで不具合品の流出を防止しています。お客さまにご安心いただけるようにトレーサビリティシステムを確立し、品質不具合の連絡を受けることがあっても迅速な対応が可能です。

購入先、外注先の品質強化

購入先への訪問回数を増やし、定例会議を実施するなど関係づくりに努めており、連携を強化することで安定した品質管理体制の構築を図っています。