生産

太陽光発電

地球温暖化対策とともに、エネルギーの多様化、資源の有効利用の観点から、太陽光発電設備やバイオマスボイラを積極的に導入し、再生可能エネルギーの利用拡大に取り組んでいます。太陽光発電設備は設置する地域や工場の特性を考慮して導入を進めており、2020年度には9工場で年間5,229千kWhを発電しました。

福島矢吹工場 太陽光パネル

バイオマスボイラ

レンゴーの製紙工場ではバイオマスボイラの燃料として建設廃材由来の木質チップや工場の生産過程で発生する製紙スラッジなどのバイオマス燃料を有効活用することで、化石燃料の使用量を削減しています。その結果、2020年度の再生可能エネルギー利用率は14%となりました。当社は今後も取組みを続け、再生可能エネルギーの利用比率を高めていきます。

  • 八潮工場 木質チップバイオマスボイラ発電設備
    八潮工場 木質チップ バイオマスボイラ発電設備

水資源の有効利用

  • 当社は生産活動を行う上で必要な水を上水、工業用水、地下水、周辺の河川などから取水し使用しており、2020年度の水使用量は27,979千m3となりました。
    限りある水資源を大切に利用するために、特に水使用量の多い製紙工場では、水資源の有効活用が不可欠です。生産工程での排水を水処理設備で処理し、再利用するといった新たな水の投入量を減らす取組みに加え、全体の水使用量の削減を進めることで水資源の有効利用に努めています。
  • 再利用水処理設備
 内部循環のフロー図

 水投入量の推移

化学物質の管理

化学物質の適正管理

化学物質の排出および移動量届出(PRTR)制度に基づく、2020年度の対象物質の排出量・移動量は671t、2002年度比で23.8%削減となりました。今後も使用薬品の切り替えなどによって取扱量を減らすとともに、排出量・移動量の削減に努めてまいります。

PRTR対象物質量の推移

大気汚染物質の削減

当社の設備から排出される主な大気汚染物質は、ボイラおよび焼却炉の燃焼排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)、ばいじんです。これらは法令により規制値が定められています。燃焼温度の管理や「排煙脱硫装置」「集じん機」を設置することで大気汚染物質の規制値を下回るレベルまで除去しています。

水質汚濁物質の管理

排水は加圧浮上、活性汚泥、沈殿分離、活性炭吸着などの浄化処理を行い規制値以下の水質を維持し、河川や下水道に放流しています。なお、規制値の遵守を確認するためにCOD、BOD、SSなど規制対象の項目を定期的に測定しています。

揮発性有機化合物(VOC)の削減

板紙やフィルムの印刷・ 加工工程では揮発性有機化合物(VOC)を含むインキや加工剤を使用しており、乾燥後にVOCが大気中に排出されます。VOC排出量を削減するため、サプライヤーとの協働により低VOC溶剤やノンVOCインキへの転換に取り組んだ結果、2020年度の排出量は221t、2000年度比で59.8%の削減となり「エコチャレンジ020」の目標を達成しました。

VOC排出量の推移

パッケージの軽量化

段ボール原紙の軽量化

当社では、2002年から原紙の軽量化に着手し軽量原紙や軽くて強度の高いLCC原紙(Less Caliper & Carbon Containerboard)を開発しました。「LCC120」と「LCCX90」はそれぞれ一般的な中しん原紙の160g/m2と120g/m2と同等の強度を保ち、さらに25%の軽量化を実現しています。

段ボールの基本浩造 軽量原紙の種類と坪量

段ボールの軽量化

デルタフルートによる軽量化、高機能化

段ボールは厚みに応じてさまざまな種類があり、当社は薄物化の普及に取り組んでいます。デルタフルートは厚さ2mmの当社オリジナル規格の段ボールで、外装箱としても内装箱としても使用できるため、段ボールの軽量化、高機能化を図ることができます。また、厚さ4mmのCフルートは厚さ5mmのAフルートと強度が同等でありながら容積が約20%減るため、Aフルートの代替として広く使用されています。

デルタフルートとCフルートの特長
Cフルート段ボールの推進

従来、日本で主流となっていた段ボールは厚さ5mmのAフルートですが、世界的には厚さ4mmのCフルート段ボールが主流となっています。わずか1mmの違いですが、中しんの消費量を削減できるとともに約20%減容化されるため輸送効率があがり、省資源、省エネルギーにつながり、ひいてはCO₂排出量の削減にも寄与します。レンゴーでは2005年から段ボール工場にCフルート生産設備を導入し、業界に先駆けて世界標準化への対応、省資源・省エネルギー型の段ボールの普及を推進しています。

Cフルート段ボールの特徴
これまでの取組み