人材育成

レンゴーグループは、人本主義(人間中心主義)を会社経営の柱に据えて、人への投資、人づくりを通して、持続的な成長と生産性向上に取り組んでいます。

人材育成方針、社内環境整備方針

働く者一人ひとりの成長こそが企業を成長させるとの考えのもと、人材育成、社内環境整備を行っています。

成長を実感できる人材教育

人材育成に関しては、優秀な人材を確保し適正に配置したうえ、「現場にこそ真理がある」をモットーに、それぞれの持ち場におけるニーズに対応した職種別や階層別教育を計画的に実施するとともに、グローバル人材の育成、自己啓発の支援といった教育制度を整備・拡充し、自己の成長を実感できる取組みを進めています。

階層別キャリア教育の実施

  • 従業員の成長を積極的に支援するため、キャリアに応じた教育研修を充実させています。それぞれの職場において日々の業務を通じて行うOJTのほか、職種別や階層別でも実施し、従業員の能力とモチベーションの向上を図っています。
    入社3年目までの従業員の教育研修は特に手厚い体制をとっており、各部署が連携して知識・技能・姿勢を習得させるほか、現場主義の考えに基づき、工場実習を行っています。また、自身の働き方を振り返り、今後のさらなる成長につなげるため、定期的にフォロー研修を実施することで、将来を担う若手従業員をサポートしています。さらに、中堅以上の従業員にはより専門性の高い研修を、管理職にはマネジメントに必要な知識やスキル向上を図るための場を提供しています。
    また、従業員の自己啓発による能力の開発を援助する制度を設け、成長の機会としています。

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    新入社員研修の様子

小集団・改善活動の実施

  • 従業員のさらなる成長と職場の活性化、世界最強の現場づくりを目指して、小集団・改善活動を実施しています。2022年度は安全、品質、環境、生産性向上、コストダウン、6S、CS(顧客満足)といった全要素生産性(TFP)の向上にも関わる取組みをテーマとし、当社グループ全体では636チーム、6,300名近くが参加しました。各職場の改善が全社の課題解決につながるとともに、「レンゴーの現場力」をさらに強固なものにする取組みとなっています。

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    小集団・改善活動全社発表大会の様子

生産性研修の実施 〜「心をみがこう 」研修

  • 生産性についてあらゆる要素を分析し、技術革新とともに人の働き方、心のありようも意識しながら全要素生産性を高めることに労使一致協力して取り組んでおり、2022年度からは、生産性とは人間の心の持ちようであるという基本に立ち返り、「心をみがこう」をスローガンとする人づくりの研修を全社展開しています。3事業年度にわたって全社員が受講するもので、第一弾は製造現場の係長・主任240名を対象に計8回実施しました。特に職場におけるコミュニケーションは、働く人と人を結びつけ、組織力・現場力の源になる重要なものと考えています。さらなる現場力の強化、生産性の向上を図り、人への投資、人づくりにこれまで以上に力を入れています。

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    生産性研修の様子

グローバル人材の育成

グローバル化が一段と進展する中、将来を担う人材を育成するために「グローバル人材育成制度」を設けています。国内研修から海外語学研修、海外実務研修と1年半にわたる研修プログラムで2010年から現在まで計44名を選抜・派遣しています。
ほかにも、語学力(英語・中国語)に関しては、自己啓発によって一定のレベルに達すると、10~30万円の奨励金を支給するなど、グローバル化に対応できる人材育成を推進しています。

適正な評価制度の構築

公正かつ透明な人事考課のために、評価基準を明示し、評価内容について上司が部下にフィードバックする面談を実施しています。フィードバック面談により、部下は人事考課への納得性が高まり、会社・上司の求める人材像の理解が進みます。一方、上司は部下の目標設定や能力開発の方向付けに役立てています。また、年に1回実施する自己申告・キャリア面談において、従業員の満足度やニーズを確認するほか、自身のキャリアプランや配属希望を申告する機会としています。