サステナビリティトップメッセージ

CEO COO

レンゴーグループは、事業活動に伴う環境負荷の低減を最優先で取り組むべき経営課題の一つと認識し、これまで気候変動への対応に注力してきました。政府が温室効果ガスの排出削減目標を引き上げるなど対応の緊急性が増す中、環境への取組みをさらに推進するため、2021年4月、「レンゴーグループ環境憲章」を改定しました。あわせて、新たな中長期の環境目標として2050年に向けた「レンゴーグループ環境アクション2050」および2030年度までの「エコチャレンジ2030」を策定しました。この新たな方針のもと、脱炭素社会の実現に向け、バイオマスボイラの増設や石炭燃料からの脱却を図り、グループ全体で2030年度までにCO2排出量を2013年度比46%削減することを目指し、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルに挑戦します。

持続可能な社会の実現に貢献するため、当社グループでは「環境」「社会」「ガバナンス」に対する取組みを強化する中で、最新のデジタル技術を活用した業務の効率化、新たな付加価値の創造、働き方改革への対応を進めています。2020年4月に設置した、代表取締役社長を委員長とする「DX推進検討委員会」のもと、デジタル化を通じた事業プロセスの進化を図るとともに、DX人材育成に取り組んでいます。データに基づいて ビジネスを円滑に進めるため、5Gなどの最先端情報通信技術も活用しつつ、膨大なデータとそれを扱う人間とが調和したCPS(Cyber-Physical System)の構築を図ります。また、情報システム本部統轄役員を委員長とする「情報セキュリティ委員会」を中心に、情報セキュリティ対策の強化にも努めています。

当社グループは、あらゆる産業の全ての包装ニーズをイノベーションするGPIレンゴーとして、“Less is more.”を事業活動のキーワードに、より少ない資源で大きな価値を生む、人にも、環境にも優しい、革新的なパッケージを創出し続けています。しかしながら、社会からの期待や要請は複雑かつ多様化しており、企業の社会的責任は年々重みを増しています。株主・取引先・従業員・地域社会などさまざまなステークホルダーの皆さまの信頼に応えられる企業集団を目指し、さらなるESG経営の実践のもと企業価値の向上を図るための活動をより一層推進いたします。これからも、たゆみない意識改革とイノベーションを通じて、SDGsの目指すより良い社会、持続可能な社会の実現に向け、挑戦を続けてまいります。

代表取締役会長兼CEO
大坪 清
代表取締役社長兼COO
川本 洋祐