臭気探知犬

八潮工場では、臭気探知犬が活躍しています!

臭気探知犬当社八潮工場は段ボール原紙を中心とした板紙を生産する、わが国最大の板紙工場です。八潮工場では、原料となる古紙の使用割合は98~99%に達していますが、納入される大量の古紙には、製紙原料として不適切なものが含まれていることがあります。たとえば臭い移りした紙、ワックスなどで防水加工された紙、プラスチックフィルムを貼り合せた複合素材の紙など。なかでも一番神経を尖らせているのが臭い移りのした古紙です。洗剤、芳香剤、線香など臭いの強いものを包んだ古紙が大量に原料として混入してしまうと、古紙の繊維分を離解して段ボール原紙を製造した際に臭いが残ってしまい、金額にして数百万円の損失となってしまうこともあります。そのため臭いに対しては細心の注意を払っており、八潮工場では2014年6月より、「臭気探知犬」を導入し、臭い移りした古紙の混入を未然に防ぐ取組みを強化しています。
納入された古紙は全て従業員が立ち会い検査をするとともに、臭気探知犬も可能な限り臭気探知業務にあたります。万一、臭い移りした古紙があった場合、臭気探知犬は前足で対象となる古紙を引っ掻き、教えてくれます。臭気探知犬は人間の1億倍の臭気感知能力をもち、確実に臭い移りした古紙を発見してくれます。

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臭気探知を開始して以降、臭い付き古紙混入の件数は大幅に減少し、それに伴って製品トラブルも着実に減少しています。臭気探知犬の活躍は、トラブルの防止だけではなく、工場内の雰囲気を和やかにしてくれる効果もあります。臭気探知犬は工場のみんなに愛されて、今日も元気に活躍しています。

臭気探知犬紹介

○訓練 専門の訓練施設で7カ月間訓練し、洗剤、芳香剤、入浴剤、柔軟剤、線香の臭いを探知する技術を習得
○勤務 月曜日~土曜日
○休日 日曜日、祝日
○食事 朝・夕2回(乾燥ドッグフードと缶詰を合わせたもの)
○専属ハンドラー

臭気探知犬のため、専属のハンドラー(指示と世話をする人)が常時世話をしています。専門の訓練施設で1カ月間、指示の出し方、訓練方法などを学ぶとともに、臭気探知犬との信頼関係を築き、細心の注意を払っています。


臭気探知犬の一日