業務に携わる全ての人の安全衛生を確保するとともに、労働災害の撲滅に取り組みます。
労働安全衛生の確保
グループの労働安全衛生
当社グループは、「人本主義」を経営の柱に据えており、従業員こそが企業経営の源泉と考えています。
2026年4月1日に、当社グループの安全衛生に関する共通の理念・方針として「レンゴーグループ安全衛生憲章」を制定しました。従業員の健康と安全の確保は会社経営の基盤であるという認識のもと、安全衛生最優先の職場風土を醸成するとともに、リスクアセスメントを実施して労働災害リスクの低減を図り、健康で安全な職場を構築することを理念として、継続的な取組みを展開しています。
当社グループでは、死亡・重篤災害の発生件数 年間0件を目標に取り組んでいますが、2025年度は1件の死亡災害を発生させてしまいました。
類似の死亡・重篤災害の再発防止に向けて、当社役員および当社グループ会社の代表者を構成員とするグループ経営会議において災害発生状況と再発防止対策について情報共有を図り、グループ各社で災害防止のために必要な対策を講じています。
| 中期目標・指標 | 2025年度実績 | 2030年度目標 |
|---|---|---|
| 死亡・重篤災害件数 | 年間1件 | 年間0件 |
対象範囲:レンゴー単体および国内連結子会社
当社は国内子会社に対して、安全衛生活動や教育の活性化を目的に、災害に関する情報に加え、労働安全衛生法の法改正情報や教育資料などを、クラウドサービスを通じて提供しています。
当社は国内子会社と安全交流会を開催することで、安全衛生活動の取組みや課題を共有し、課題解決に向けた意見交換などを行っています。
レンゴーの労働安全衛生
当社では、全社を統括する「安全衛生委員会」を本社に、その傘下には事業所の「安全衛生委員会」を設置しています。本社の安全衛生委員会は年2回開催し、全社の安全衛生方針や安全に関する施策を策定しています。各事業所の安全衛生委員会は、全社方針や施策に沿った具体的な安全衛生活動計画を従業員に周知し、その推進に取り組んでいます。
安全衛生推進体制
「レンゴーグループ安全衛生憲章」に基づき、安全衛生に関する重点活動項目を定めた「2026年度安全衛生方針」を策定しました。
災害発生状況
度数率※(暦年)の推移(レンゴー単体)
| 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 度数率 | 0.90 | 1.58 | 0.90 | 1.34 | 0.90 |
※度数率:100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数(死亡災害および休業1日以上の災害)で、労働災害の頻度を表す
強度率※(暦年)の推移
- 出所:厚生労働省「労働災害動向調査」
- ※強度率:1,000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表す
- 注:レンゴー単体の従業員数はグループ全体の17.5%
パッケージング部門の各事業部や製紙部門では、管轄する工場を対象に相互安全衛生パトロールの実施や安全衛生会議、勉強会などを開催して安全衛生活動を補完しています。
働きやすい職場づくりの取組み
設備面での暑さ対策の実施
夏場の気温は年々上昇しており、熱源が存在する製造現場では熱中症発生リスクがますます高まっています。製紙工場の抄紙機周辺は特に高温多湿な環境であるため、設備面での暑さ対策を進めています。新たにチラーユニットを導入し、チラー冷水と冷却コイルを用いた除湿冷風給気を行っています。設備導入をしたことで、以前より5℃~ 8℃涼しい風を供給できるようになりました。より働きやすい職場となるよう、引き続き作業環境の改善に取り組んでいきます。
工場のリニューアル
さらなる生産性の向上、倉庫スペース確保と職場環境改善のため、生産設備の更新やレイアウト変更など、事務所棟を含めた工場リニューアルを進めています。作業エリアの拡張や生産設備のレイアウト変更によって作業者同士の意思疎通や歩車分離がしやすくなり、安全で働きやすい職場環境につながっています。また、従業員が休憩中にリフレッシュできるように、食堂や休憩スペースの整備も進めています。
グループ会社の安全衛生
主に当社製品の輸送・荷役を手がけるレンゴーロジスティクス株式会社では、全国の事業所ごとにトラック運転手とフォークリフト運転手などを対象として、実技講習会を定期的に実施しています。また、ドライバーコンテストを行い、運転技能と輸送品質の向上を目指しています。
段ボールシートの搬送自動化
段ボール工場では、段ボールシートを運搬するためにローラーコンベアやトランスファーカーが設置されています。当社では、ローラーコンベアやトランスファーカーをプラスチックモジュールコンベアに置き換えることでシート搬送を自動化するとともに、手動トラバーサの電動化や、段ボールシート受渡しの自動化も進めています。作業の省力化と機械の本質安全化を進めることで、転倒災害を防止しています。
歩車分離の対策
新工場の建設や工場リニューアルを行う際には、フォークリフトなど動力運搬車と作業者の接触を防止するため、新たにポリマー(合成樹脂)製の防護バリアを採用しています。区分けを明確にすることで双方の作業者は安心して作業ができます。従来の鋼鉄製安全柵と比較した場合、万が一動力車が衝突してしまった際にも、作業者や機械を保護するだけでなく、柵や床面の損壊が緩和されるため、修理費削減と車両の保護にもつながります。