価値あるパッケージングの創造から、
持続的成長と企業価値の向上を目指します

価値あるパッケージングの創造から、
持続的成長と企業価値の
向上を目指します

株主・投資家の皆さまにおかれましては、平素より格別のご支援を賜り、心より御礼申しあげます。

レンゴーグループは、あらゆる産業の多様な包装ニーズに応える「ゼネラル・パッケージング・インダストリー(GPIレンゴー)」として、国内外で物流に欠かせない最適なパッケージング・ソリューションを提供し、社会に貢献しています。

現在推進中の中期ビジョン「Vision120」では、「Creating the future through packaging―包装で未来を創る」をスローガンに掲げ、持続的成長に向けた価値創出基盤の強化に注力しています。

前ビジョン「Vision115」では、売上高1兆円、経常利益600億円という目標を掲げて取り組んできました。売上高は目標に近い水準に達しましたが、利益面では目標に届かず、経常利益率は4%程度という結果でした。この経験を踏まえ、新たな「Vision120」では収益性の改善をより重視し、持続的成長に向けた価値創出基盤の強化に注力しています。特に、海外事業においては、欧州や中国、米国、インドなどの高成長市場での事業拡大を通じて「ヘキサゴン経営」に基づくグローバル展開を推進します。

さらに、当社グループは、事業活動に伴う環境負荷の低減を最優先の経営課題と認識し、気候変動への対応に注力しています。中長期の環境目標である「レンゴーグループ環境アクション2050」および「エコチャレンジ2030」のもと、脱炭素社会の実現に取り組んでいます。

財務面では「Vision120」でのキャッシュ・アロケーションのもと、将来の価値創出に向けた基盤を着実に構築してまいります。同時に、株主・投資家の皆さまとの建設的な対話を重視し、いただいたご意見に耳を傾けながら、柔軟な経営を心がけてまいります。企業としての継続性を持ち、その中で改善を重ねていくことが重要であると考えています。

当社グループは「Vision120」での取組みを通じ、持続的な成長と社会的な存在価値の向上を実現することでステークホルダーの皆さまの期待に応えてまいります。これからも当社グループへのご支援を賜りますようお願い申しあげます。

代表取締役社長兼COO
川本 洋祐