ニュースリリース / 2015年

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  • 2015年4月6日

    八潮工場では、臭気探知犬シルク号が活躍しています!

    シルク号当社八潮工場は段ボール原紙を中心とした板紙を生産する、わが国最大の板紙製紙工場です。八潮工場では、原料となる古紙の使用割合は98~99%に達していますが、納入される大量の古紙には、製紙原料として不適切なものが含まれていることがあります。たとえば臭い移りした紙、ワックスなどで防水加工された紙、プラスチックフィルムを貼り合せた複合素材の紙など。古紙が納入される際、なかでも一番神経を尖らせているのが臭い移りのした古紙です。洗剤、芳香剤、線香などの臭いの強いものを包んだ古紙が大量に原料として混入してしまうと、古紙の繊維分を離解して段ボール原紙を製造しても臭いが残ってしまい、金額にして数百万円の損失となってしまうこともあります。そのため臭いに対しては細心の注意を払っていますが、八潮工場では2014年6月より、「臭気探知犬」を導入し、臭い移りした古紙の混入を未然に防ぐ取組みを強化しています。
    納入された古紙は全て検収員が立ち会い検査をするとともに、シルク号も可能な限り臭気探知業務にあたります。万一、臭い移りした古紙があった場合、シルク号は前足で対象となる古紙を引っ掻き、教えてくれます。人間の1億倍の臭気感知能力をもつジャーマン・シェパード犬は、着実に臭い移りした古紙を発見してくれるのです。

    • シルク号
    • シルク号による臭気探知を開始して以降、臭い付き古紙混入の件数は大幅に減少し、それに伴って製品トラブルも着実に減少しています。シルク号の活躍は、トラブルの防止だけではなく、工場内の雰囲気を和やかにしてくれる効果もあります。今や工場内のアイドルであるシルク号は工場のみんなに愛されて、今日も元気に臭気探知に活躍しています。

    シルク号紹介

    • ジャーマン・シェパード メス2歳
      2013年12月~ 専門の訓練施設で7ヵ月間訓練し、洗剤、入浴剤、柔軟剤、
      線香の臭いを探知する技術を習得
      2014年 6月~ 八潮工場にて勤務スタート
      最初は工場内の騒音に慣れるため、ハンドラーとシルク号は、
      原料事務所に一緒に寝泊まりしました。

      ○勤務

      月曜日~土曜日

      ○休日 日曜日、祝日
      ○食事 朝・夕2回
      (乾燥ドッグフードと缶詰を合わせたもの)
      ○好きなこと 

      みんなに可愛がってもらうこと
      シルク号バッジもつくってもらいました。

       

      ○専属ハンドラー

      シルク号のケアのため、専属のハンドラー(指示と世話をする人)が常時世話をしています。シルク号同様、専門の訓練施設で1ヵ月間、指示の出し方、訓練方法などを学ぶとともに、シルク号との信頼関係を築きました。休日も散歩させるなど、常にシルク号と過ごし、細心の注意を払っています。

    • シルク号バッジ

      シルク号バッジ ハンドラーの榊原さんとシルク号

      ハンドラーの榊原さんとシルク号

     


     

    シルク号の一日