ニュースリリース / 2012年
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2012/4/10
利根川事業所を大きくリニューアルいたしました
-多様な顔を持つ環境にも優しい基幹事業所へ-当社利根川事業所(茨城県坂東市)は、製紙、加工、紙器の3つの工場からなる、当社最大級の敷地面積を有する基幹事業所です。この多様な顔を持つ、当社の中でもユニークな存在である利根川事業所がこのたび大きくリニューアルいたしました。
利根川事業所は、年間約32万トンの板紙(段ボール原紙と白板紙)を生産するとともに、美粧段ボール用原紙の印刷や、防水・防錆などの多様な機能性を有する加工紙、そしてマルチパックを中心とした紙器製品を生産しており、その多彩な製品群は、お客様の多様な包装ニーズに幅広い分野でお応えしています。
今回のリニューアルは、1961年10月の開設以来、昨年50周年を迎え、その記念プロジェクトとして進めていたもので、バイオマス焼却設備の設置、白板紙を生産する1号抄紙機の改造、紙器工場の自動ラック倉庫の新設、本館事務所棟の全面建替を中心に、業務の合理化・効率化を図ると同時に、当社の環境活動のキーワードである「軽薄炭少」、すなわち、もっと軽く、もっと薄く、CO2排出量の少ないパッケージづくりを目指した生産システムの構築を主眼として実施されたものです。
「ゼネラル・パッケージング・インダストリー」=GPIレンゴーの中核を担う事業所として、人にも環境にも優しいパッケージづくりのために、今後も、地域社会に貢献するとともに、たゆみないイノベーションで、これからもお客様の包装ニーズに万全の体制でお応えしてまいります。リニューアルの主な内容
1. バイオマス焼却設備の設置
工場の生産過程で発生する製紙スラッジ(製紙工程における排出物)などの廃棄物をボイラ燃料として有効活用します。これまで廃棄物として焼却処理をしていた製紙スラッジを有効活用することによって、年間約6,000トンの二酸化炭素の排出量の削減が見込まれます。 2. 1号抄紙機の改造
ワイヤーパートと呼ばれる、抄紙工程の最初の部分を更新し、印刷適性の向上をはじめ、コートボールと呼ばれる白板紙のさらなる品質向上を実現しました。
3. 紙器工場自動ラック倉庫の新設 製品の入庫から出庫までの作業を機械化することで、作業の効率化と安全性の向上を図り、在庫管理をシステマチックに行うことが可能な設備です。
4. 本館事務所棟の全面建替 屋上にソーラーパネルを設置し、太陽光発電を行うとともに、館内にはLED照明や人感センサー等を設置することにより、省エネルギーをはじめ環境に全面的な配慮を行った設計となっています。 5. 自然エネルギーの有効活用 本館事務所棟以外にもソーラーパネルを設置するとともに、小型風力発電により街路灯の電源も賄うなど、自然エネルギーの有効活用を図っています。 バイオマス焼却設備
1号抄紙機
紙器自動ラック倉庫
本館事務所棟
新本館事務所屋上太陽光発電設備
風力&太陽光発電街路灯
利根川事業所 概要
名称 レンゴー株式会社 利根川事業所(製紙工場、加工工場、紙器工場)
所在地 茨城県坂東市岩井5269
TEL. 0297-35-2301開業年月日 1961年10月
代表者 事業所長 西村 修 敷地面積 268,122m2 延床面積 104,474m2
従業員数 約300名 生産品目 段ボール原紙(ライナ)、白板紙 (コートボール)、
プレプリント原紙、各種加工紙、バッグインボックス、マルチパック