ニュースリリース / 2009年 ホーム > トピックス / 2009年 2009/8/6 いちごの高品質輸送システムの開発をレンゴーがサポート 日本のいちごを世界のイチゴに いちごは、甘くてジューシーなおいしい果物ですが、一方で果肉が軟らかくデリケートで傷つきやすいなど、梱包や輸送が難しい果物でもあります。 この度、全国トップのいちご産地である栃木県の宇都宮大学(宇都宮市)が中心となり、いちごの果実をつぶさずに光で品質を把握するとともに、新たな包装資材・技術の開発により、生産地から店頭までの一貫した物流網の確立で、いちごを傷めることなく消費者に届けることができる流通システムを研究開発することとなり、当社も高品質輸送に向けた緩衝包装資材の開発で参画することとなりました。 当研究は、宇都宮大学を中核研究機関として、当社のほかJA全農をはじめソフト開発会社、光検査技術開発会社など9社・団体が参加するとともに、農林水産省の「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」にも認定されています。 いちごの品質を光技術によって客観的に計測することで品質アピールを可能にするとともに、輸送・包装面では、果実の硬さ(硬度)とトラックや航空機で輸送する時の傷みやすさとの関係解明や、果実同士がぶつかり合って傷むのを防ぐ包装形態の開発、さまざまな輸送条件下におけるシミュレーションなどを行い、品質上の問題が流通網のどこで生じているかを管理・把握するシステムの開発も行います。 いちごという果実単品に着目して流通網全体を検証する取組みは全国でも珍しく、いちごの新たな高品質輸送技術が確立されれば、国内のみならず、海外に日本産いちごをアピールするためにも大いに役立つものと考えられ、全国のいちご産地で活用できる技術として大いに期待されています。 当社では従来より、いちご輸送の分野においても、長年にわたって包装ノウハウを蓄積しており、段ボールが持つ、商品を優しく包む緩衝性や容易な加工性を応用した「いちごパック宙吊りトレイ」など、振動・衝撃緩衝包装の研究開発を進めてまいりました。今回の共同研究においても、当社のパッケージング・ソリューションで、いちごの新たな高品質輸送システムの確立をしっかりとサポートしてまいります。 いちごを衝撃から守る「宙吊りトレイ」 いちごの新流通システム開発のイメージ図 ニュースリリース 2025年 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年以前 2020年以降 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年