ニュースリリース / 2006年

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  • 2006/3/8

    環境にやさしいCフルートについて

    レンゴーでは、日頃から地球環境に優しい事業活動を心がけておりますが、その一環として、業界に先駆けて、省資源化・省エネルギー化に貢献するCフルートの普及にも積極的に取り組んでいます。

    (1)Cフルートとは

    現在日本で使用される段ボールは、段の高さ約5mmのAフルートと、段の高さ約3mmのBフルートが主流となっています。それに対し、Cフルートは段の高さが約4mmとAフルートよりも約1mm薄い段ボールで、欧米ではこのサイズが多く使用されています。
    今後グローバル化の進展にともない、段ボールの世界標準化の進行が予想される中、日本の段ボールに対するCフルート化の要請はますます高まるものと予想されます。

    ●JISにおけるフルートの種類
    フルート 段の高さ(mm) 段の数(30cmあたり)
    A 4.5~4.8 34±2
    B 2.4~2.7 50±2
    C 3.4~3.7 40±2



    (2)Cフルート化のメリット

    段ボールは、古紙使用率ほぼ100%の環境に優れた包装資材ですが、地球温暖化対策が世界的な課題となっている現在、包装産業にも省資源や省エネルギー、廃棄物削減など環境負荷低減に向けた一層の取組みが期待されるようになっています。
    AフルートがCフルートに転換した場合、段ボールは約14(g/㎡)軽量化され、生産や輸送などに必要とされる化石燃料の消費が抑制されることとなり、仮に国内のAフルートが全てCフルートに転換されたとすると、当社の推定では、CO2排出量で年間約13万トン程度の削減効果が期待できるものと予想されます。
    さらに、段ボールシートが薄くなることで減容化が実現し、積載効率の向上や保管スペースの節減を行うことができます。
    また、CフルートはAフルートと比較しても強度面ではほとんど差はなく、段と段の間が密になることから、ライナと中芯をしっかりと貼り合わせることができると同時に、より高精細な印刷が可能となります。
    私たちレンゴーは、これからもSlim, Simple, Recycleを合言葉に、人に優しく、地球に優しいパッケージ作りに取り組んでまいります。
    ●段ボールケースを積み上げたときの比較
    段ボールケースを積み上げたときの比較