ニュースリリース / 2006年 ホーム > トピックス / 2006年 2006/3/6 レンゴー製品 三宅島の重要文化財を守る レンゴーの製品が、三宅島に帰還した重要文化財を守ります。 2000年6月に始まった三宅島 雄山の山頂噴火により、全島民に島外への避難指示が出され、島民の方たちは避難生活を余儀なくされました。昨年、ようやく避難指示が解除され、帰島が始まり避難生活に終止符が打たれました。 しかし、島には依然として硫化水素などの火山性ガスが存在しているため、島民とともに“避難”していた、三宅島南東にある海蔵寺の本尊で、国の重要文化財にも指定されている「銅造観音菩薩立像」には帰島の許可がなかなか下りませんでした。 「人が戻ったのだから、長年自分たちを見守って下さっていた観音様にも帰って来てほしい」という島民の声を受け、文化庁と東京都は、火山性ガスが金属に与える影響の度合いを調査しました。そして、梱包に有害ガスを吸収する製品を使用することなどを条件に帰島が許可されました。 そこで硫化水素ガスの吸着に高い性能を有する当社製品「セルソーバーヴェール」および「ガストルデ」に白羽の矢が立てられました。「セルソーバーヴェール」は、当社が開発した高機能繊維『セルガイア』を応用したガス吸着シートで、硫化水素などの有害ガスを吸着することで金属製品の劣化を防ぎます。また「ガストルデ」は、原紙に特殊な薬剤を塗布することにより有害ガスを吸着する防錆機能性段ボールです。 「銅造観音菩薩立像」の返還式は、去る2月9日、東京国立博物館内文化庁分室にて行われました。三宅島に戻った仏像は、レンゴーの製品に包まれながら、再び島民の生活を見守ることになります。 ガス吸着性に優れた特長を持つ「セルソーバーヴェール」と「ガストルデ」を組み合わせて使用することで、これからも幅広い分野への応用が期待されています。 銅造観音菩薩立像 (写真:文化庁より提供、禁無断転載) 返還式の様子 セルソーバーヴェール ガストルデ ■今回の提供物 ●「セルソーバーヴェール」15枚 ●「ガストルデ」1ケース 窓口:レンゴー(株)製紙部門機能材化学品営業部 TEL:03-6716-8654 ニュースリリース 2025年 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年以前 2020年以降 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年