ニュースリリース / 2007年

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  • 2007/5/18

    京都工場に大規模太陽光発電システムを導入
    段ボール工場のさらなる環境負荷低減をめざして

    当社京都工場では、現在リニューアル工事が進行中ですが、その一環として太陽光発電システムを導入し、このたび竣工稼働いたしました。
    当社の主力製品であり京都工場でも生産している「段ボール」は、古紙を主原料とするリサイクル可能な環境に優しい包装材ですが、段ボール工場としては初めての大規模な太陽光発電設備を備えることにより、もっと環境に優しい工場となります。
    今般、京都工場に導入した太陽光発電システムは、総パネル枚数2400枚、出力400kW、年間約37万kWhの発電能力を有し、工場全体の使用電力量の約1ヵ月分をまかなえる計算となります。また、休日など工場が操業していないときは、電力会社への売却ができるよう系統連結型となっています。
    当設備導入による二酸化炭素(CO2)の削減量は年間約150tと見込まれており、これは原油に換算して約90klの削減、森林面積に換算すると約40ha分に相当します。
    当太陽光発電システムは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の平成18年度「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の認可を受け、同機構より設置費用の半額補助を受けています。また、今後4年間にわたり同機構と共同で各種運転データの収集を行い、今後の太陽光発電の本格的普及や性能向上のための技術開発に活かされることになっています。
    京都工場は、2008年春の完成をめざし現在もリニューアル工事が進行中ですが、他にも段ボール製の空調ダクトである「コルエアダクト」を全面的に採用するなど、地球環境保護にも配慮した
    21世紀型の段ボール・紙器一体工場として一新される予定です。
    レンゴーでは、「人にも環境にも優しく」を念頭に、これからも事業活動全般において地球環境保全のために少しでも役立つようさまざまな取組みを行ってまいります。

    ※「独立行政法人 新エネルギー・産業技術開発機構」
    New Energy and Industrial Technology Development Organization
    平成18年度「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」には、第一次分468件・出力合計13,209kW、第二次分207件・6,245kWが共同研究対象事業として選定されています。この中で当社の太陽光発電システムは、発電能力としては最大のものとなります。

    概要

    設置場所 レンゴー株式会社京都工場
    京都府長岡京市勝竜寺八反田1
    設備名 太陽光発電システム (シャープ株式会社製)
    効率向上追求型
    投資額 2億7千万円
    内、半額は独立行政法人 新エネルギー・
    産業技術総合開発機構より補助
    発電能力 出力400kW、年間約37万kWh
    環境負荷低減 CO2削減量 年間約150t
    原油量換算で約90kl 削減
    森林面積で約40haに相当
    (工場敷地面積約5haの8倍の緑化相当)

    京都工場全景と太陽光発電パネル

    京都工場全景

    太陽光発電パネル