ニュースリリース / 2006年 ホーム > ニュースリリース 2006年 2006/3/29 環境配慮型空調・換気ダクト『コルエアダクト』の開発-環境負荷の低い段ボール製空調ダクトシステム- 大成建設株式会社(社長:葉山莞児)、株式会社栗本鐵工所(社長:横内誠三)、レンゴー株式会社(社長:大坪清)の三社は共同で、環境負荷を大幅に低減した段ボール製のビル空調・換気用ダクト「コルエアダクト」を開発いたしました。(特許出願中) 「コルエアダクト」は、従来の鉄板製ダクトに比べて安価で、現場での施工性も優れており、工場やショッピングセンターなど、内装や設備の改修頻度が高く、さらに短い工期が要求される物件での工事に最適な環境に優しい空調ダクトシステムです。 段ボール製 ビル空調・換気用ダクト「コルエアダクト」 「コルエアダクト」の主な特徴 リサイクル段ボールシートとアルミニウム箔を素材としており、軽量かつ安価です。 従来の鉄板製ダクトに比べLCCO2(※)排出量を大幅に削減しています。 (※)LCCO2 建物の建設から運用、解体までのライフサイクルを通して排出されるCO2 中空構造の段ボールの両面にアルミニウム箔をラミネートし、外気と遮断しているため、断熱性、保温性、耐湿性に優れています。 段ボールの特徴を活かし、平板の状態で輸送し、施工現場で組み立てるシステムの採用により、製品輸送時の重量もかさも大幅に減少するため、輸送費の低減が図れると同時に、施工現場への搬入作業も容易になります。 部材は全て標準化されており、簡単な工具で誰にでも取付け・取外しができます。 解体後もアルミニウムと段ボール古紙としてリサイクルできるシステムを構築中です。 段ボールシートは古紙ほぼ100%で、グリーンマーク表示製品です。(現在申請中) 国土交通大臣認定の不燃材料です。(認定番号 NM-1176) ダクト材の製造は、アルミニウム箔のラミネートから中空構造の段ボールシート化まで、全て機械化されており、高品質で安定した製品が得られると同時に、製品輸送に際しては、部材を平板の状態で運搬できるため、重量・かさともに大幅に減少し、輸送費の低減が図れます。 しかも、中空構造という特徴を持つ段ボールシートをアルミニウム箔でラミネートすることにより、鉄板製ダクトと変わらぬ優れた断熱効果を発揮するため、グラスウールなどの断熱材が不要となり、工事費は鉄板製に比べ3割強安くなります。 さらに、「コルエアダクト」は、部材の標準化とともに施工の標準化もなされており、施工現場での組立て取付けが、誰でも容易に短時間で精度良く行うことができるなど、環境のみならず人にも優しいダクト素材といえます。 現在、大成建設株式会社札幌支店ビル、およびレンゴー株式会社京都工場にて、実際に「コルエアダクト」を採用し施工中です。 今後は、環境保護意識の高い企業・オーナー様を中心に、工場や大型ショッピングセンター等の建設に際し、環境配慮型の「コルエアダクト」を是非採用いただくよう積極的にアピールしてまいります。 「コルエアダクト」の普及を通じて、地球環境保護のために少しでも役立つよう今後とも努めてまいります。 「コルエアダクト」の内部と設置状態 ニュースリリース 2025年 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年以前 2020年以降 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年