ニュースリリース / 2005年 ホーム > ニュースリリース 2005年 2005.7/29 「古紙専用倉庫」の新設について このたび当社は、古紙集荷力の強化に向けて、埼玉県川口市内に「古紙専用倉庫」を新設いたします。 近年、中国はじめアジア地区での経済発展とそれに伴う製紙設備の相次ぐ新増設により、古紙の需要が急速に高まっております。 従来わが国古紙市場においては、余剰対策の一環として古紙の輸出が続けられておりましたが、世界的な需給逼迫の中、同地区との地理的な近さや日本の古紙が品質面で高く評価されたこともあり、古紙の輸出量が急増し、2003年には国内で原料不足による生産調整、いわゆる「古紙操短」が発生いたしました。 このように、わが国の古紙市場は今後とも、海外の動向、特に中国の動向に大きく左右される不透明な状況が続くものと思われます。 当社は、原料古紙の安定調達は製紙メーカーにとって引き続き重要な問題となると判断し、また、板紙および段ボールのリサイクルシステムを維持するためにも「製紙工場・段ボール工場から消費者へ」(動脈物流)という流れだけではなく「消費者から古紙を回収し再び製紙原料にする」という流れ、すなわち「静脈物流」を健全に保つ必要性があると考えております。 その考えに基づき当社は、2003年に古紙回収事業会社を設立し古紙事業に参入して以来、調達業務を当社子会社 レンゴーペーパービジネス(株)に集中させ機能強化を図るなど、継続的に取り組んでまいりました。 今回「古紙専用倉庫」を新設する川口市は、東京都北部や埼玉県南部の古紙発生地にあり、かつ当社の主力製紙工場である八潮工場の至近距離にあります。同工場の原料古紙の過不足調整を主眼に、備蓄機能を備えた「古紙の集荷基地」を自ら確保することを狙いとしたものです。 「古紙専用倉庫」の概要 所在地 埼玉県川口市東領家5-1-12(大和紙器(株)川口工場敷地内) ※当社八潮工場から直線距離で7km 設備 ○テント倉庫3棟(684m2/棟×3) 古紙在庫能力:約2,500トン ○<備品>台貫秤1基、計量パソコン一式、 クランプリフト1台、フォークリフト1台、 トラックシート脱着用安全帯1基 ほか 投資金額 1億6,000万円 運営方法 レンゴーペーパービジネス(株)に業務委託 (同社原料本部は当社の古紙調達専門組織として2003年1月に設立した) 業務内容 常勤者を置き、古紙の入出庫および、入荷古紙の検収業務(水分・品質チェック)検収等を行う。 また、八潮工場のブランチ(出先機関)として、同工場が日々必要な古紙の過不足を調整するため、日曜日あるいは平日の夕刻等に、備蓄した古紙の一定量を同工場に配送する。 (営業時間10:00AM~7:00PM) 営業開始日 2005年8月1日(月) ニュースリリース 2025年 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年以前 2020年以降 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 1999年