トピックス / 2008年

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2008/12/10

段ボールはリサイクル率95%を超えCO2排出も少ない
環境負荷の低い優れた包装資材です

段ボールは、ライフサイクルで見た場合、地球温暖化の原因とされるCO2の排出量が少ない、人にも環境にも優しいすぐれた包装資材です。天然の木材繊維に由来し、使用後もコンパクトに折りたため、水でほぐすだけで簡単にリサイクルが可能です。そのためリサイクルの輪の中で、常に新しく衛生的な段ボール箱を使っていただくことができるのです。万が一、リサイクルされなかった場合も最後は土に還ります。

 

 段ボールの優れた特徴

1. 段ボールは「ごみ」にはなりません。
2. 段ボールはリサイクルシステムが確立されており高いリサイクル率(95.5%)を誇ります。
3. 紙である段ボールは、水だけで繊維状に戻り、リサイクル工程の環境負荷も低い素材です。
4. ワンウェイで使用し、製紙原料としてリサイクルするのが前提なので、常に新しく清潔です。
5. 商品をしっかり保護し、目的地まで安全に届けます。
6. 紙は光合成によって成長する木が原料です。太陽光発電と同じくクリーンで持続可能な包装資材です。

 

 段ボールのさまざまな利点


●CO2排出量の抑制

再利用するプラスチック系の包装容器と異なり、回収、洗浄、破損、紛失等に伴うCO2の排出がありません。原則としてワンウェイの段ボール箱は、LCA※で見た場合、トータルでのCO2排出量が少ない包装資材です。
※LCA:(Life Cycle Assessment)ある製品が製造、使用、廃棄あるいは再使用されるまでの全ての段階を通して、環境にどんな影響を与えたのかを評価する方法のこと

●安全性の高さ
食の安全・安心への関心が高まり、実際に食品に関するさまざまな事故が発生しています。例えば、レトルト包装や真空包装された食品では輸送中の振動で商品同士がこすれて発生するピンホール(小さな穴)が大きな問題となります。内容商品に合わせて最適な寸法に設計している段ボール箱では、緩衝性や商品固定性が高く、ピンホール発生などの可能性が低く、商品の安全性が高く保たれます。

●保温(冷)性の高さ
冷凍食品などの場合、物流センターや小売店での搬入・搬出時等に、一時的に常温あるいは冷蔵温度の環境で扱わざるを得ない場面があります。そんな時でも段ボール箱であれば、その特徴である中空構造により保冷できます。また、チルド食品と冷凍食品を冷凍車で混載配送する場合も、短時間であれば段ボールの断熱機能によりチルド食品の凍結を防ぐことができます。

●汎用性の高さ
世界中の食品メーカーをはじめ、さまざまな分野で輸送包装の主役として活躍している段ボール。食品などの製造工程では、段ボール箱の包装ラインはほとんど自動化され、日本中、世界中に発送されています。配送先は全国津々浦々、大小さまざまなお店や工場・倉庫などに届けられます。中身や用途に応じて合理的に設計される段ボール箱はどんな場面でも最も合理的で人にも環境にも負担の少ない包装を実現します。

●保管場所を取らない
段ボールは、使用後簡単に折りたたんで小さくコンパクトになります。段ボール古紙としての回収機構も完備していますので、大きな保管場所も不要です。多くの小売店ではバックヤードのスペースは限られており、使用後の保管スペースの問題は、衛生面での配慮も含めて包装資材の優劣を考える上での大きなポイントです。

●輸送効率の高さ
内容商品に合わせて最適な寸法に設計する段ボール箱は、無駄な空間が発生しないためトラックへの積載効率も高く、輸送効率も高まります。

●作業負荷の軽減
段ボール箱の重さは、1個わずか数百グラム。プラスチックなど他の包装資材に比べて格段に軽いのが特徴です。大量に扱われる物流過程でも、この軽さが運搬等作業者等への負担軽減に大きく貢献しています。

●いたずら防止
今までの常識では考えられなかった事件の頻発する現在、食品などへの故意による異物混入などへの備えも欠かせません。段ボール箱ならしっかりと密封され、完全防備の状態で流通されるため、故意の異物混入の可能性は格段に低いものとなります。

●衛生性(防虫、防塵、防臭)の高さ
段ボール箱は密封性が高く、物流過程や小売店のバックヤードでの保管中に、虫やゴミ・埃が入ることはありません。また、リサイクルで常に新しい段ボール箱に生まれ変わるため、清潔で異臭問題もありません。

●自然に還る
ご存知のとおり紙からできている段ボールは100%再生産可能な天然素材。もちろんお使いになった段ボール箱は是非ともリサイクルにお出しいただきたいのですが、万が一、リサイクルされずに放置された場合でも最後は土に還ります。

 

 CO2で見た段ボールのライフサイクル


レンゴーでは、お客様の商品を運ぶ段ボール箱について、そのライフサイクル全体(原料採取から製造、輸送、リサイクル)にわたる環境負荷をCO2量で把握し、より環境負荷を低減した包装材料の提供に積極的に取組んでいます。

CO2で見た段ボールのライフサイクル

 

段ボールのリサイクルの輪

 

 段ボールとレンゴー


レンゴーは、1909年(明治42年)にわが国で初めての段ボールを作り、「段ボール」と名づけて以来、パッケージングソリューションカンパニーとして業界をリードして、皆さまの包装に対するあらゆるニーズにお応えしています。これからも段ボールの環境性能をさらに高めるために、段ボールのリサイクルの更なる推進と、5mmのAフルートから4mmのCフルート段ボールへの切り替え、環境を見据えたトータルコストの低いパッケージの開発等に積極的に取り組んでまいります。また、段ボールという環境に優しい製品をルーツとするレンゴーでは、その事業活動においても常に「人にも環境にも優しく」を念頭にCO2排出量削減に積極的に取り組んでおり、経済産業省や環境省などのCO2削減支援事業への参画を通じた太陽光発電やバイオマスボイラーの導入、エネルギー源の切り替えなどにより、CO2の排出量も1990年度比17.8%(2007年実績)の削減を達成しています。今後も、2008年度から試行実施される排出量取引の国内統合市場への参画、商品へのカーボンフットプリントの表示促進など、今後も低炭素社会の実現を目指し、環境面でもトップランナーとして走り続けてまいります。

 

レンゴー(株)のCO2発生推移