レンゴー株式会社福島矢吹工場のビオトープが、令和5年度後期「自然共生サイト」に、福島県で初めて認定されましたのでお知らせいたします。 「自然共生サイト」とは「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」のことで、環境省が令和5年度より認定制度を開始しました。自然共生サイトとして認定された区域は国立公園などの保護地域との重複を除き「ＯＥＣＭ^※1」として国際データベースに登録されます。
この自然共生サイトの拡充は、2030年までに自国の陸と海の30％以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする世界目標「30by30（サーティ・バイ・サーティ）」の達成に向けた取組みのひとつです。また、レンゴーは「生物多様性のための30by30アライアンス」に参画しています。
同工場は、約9,000枚の太陽光発電パネルを設置し、環境配慮型の段ボール工場として2010年に操業開始しました。敷地内には、工場造成前からある雑木林を「百年の杜」として保存しているほか、里山の生物多様性を維持することを目的とした「ビオトープ」を設け、緑地環境を整備管理することに努めてきました。
当社は、これからもネイチャーポジティブ^※2の実現に向け、地域の自然環境との調和に積極的に取り組んでまいります。
※1保護地域以外で生物多様性保全に資する地域
※2生物多様性の損失を止めて反転させ、自然を回復軌道に乗せること