代表作を、
この手で生み出したい

櫻井 彩花
包装技術部
東京包装技術第一課
2017年入社

Interview Movie

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レンゴーならではの段ボールづくりを

レンゴーならではの付加価値のある段ボールを設計する。これが私たち包装技術部の最大の役割です。「ただのミカン箱」と呼ばれる単純なものではなく、「箱のまま陳列できる段ボール」や「発泡スチロールの要らない緩衝材機能を持つ段ボール」など、お客様や社会のニーズに沿った製品づくりを日々心掛けています。
中でも私が担当しているのは、包装設計に関する一連の業務です。営業担当を経由してお客様のご要望をお伺いし、そのニーズに沿った形態を設計するとともに、保管時や輸送時に中身が損傷しないかを確認する包装貨物試験とその報告までも行います。そうした過程で損傷が見つかった場合、もしくはお客様から改善要望を受けた際には、包装設計から練り直すことも日常茶飯事です。納得いくまで改善を繰り返していくため、諦めない粘り強さや、チャレンジ精神が必要な仕事だと実感しています。

まずは試して、次を考える

以前、開封線と呼ばれるミシン目加工を施した段ボールに対し、お客様より「落下時に損傷がなく、その上開封性の劣らない形態を考えてほしい」とのご依頼をいただいたことがありました。その製品は、何度も改良を繰り返していたこともあり、正直これ以上は難しいと考えていました。しかしながら、諦めず地道に検証を続けた結果、ご要望通りの形態を設計することができ、非常にやりがいを感じたことを覚えています。
この経験から大切にしているのは、最初から「できない」と決めつけないことです。もちろん、どんなに努力をしてもうまくいかないこともありますし、自分が良いと思ったものでもお客様に響かないことは多々あります。それでも、一度挑戦してみることで次の道が見えますから、まずは試行錯誤することを意識しています。

失敗がいつか成功へと変わる日を信じて

“レンゴーで、自分の代表作となる形態を考案する。”私には、そんな夢があります。きっかけは、尊敬している先輩が開発した、とある段ボール形態。その形態は展示会でも大々的に披露され、大きな評価を獲得。瞬く間に世の中へ広まっていきました。技術力の高いレンゴーだからこそ成し遂げられるこうした取組みを目の当たりにして、「私もいつか唯一無二の代表作をつくれたら」と考えるようになったのです。
開発がメインである私たちの部署では、自分の頭で考えるだけでなく、実際に手を動かして何かをつくり試験をして確認する、といったトライアンドエラーの姿勢が何よりも重要だと実感しています。失敗を恐れずにチャレンジを繰り返せば、いつか失敗が成功に変わる日が来るはずです。その瞬間を信じて、これからも積極的な開発に取り組んでいきたいと思っています。

Senior’s Message
上司からのメッセージ

包装技術部 大谷 昌義

開発意欲を胸に、周りと力をあわせて成長を

どんな依頼にも真面目に、前向きに取り組む。そんな櫻井さんの姿勢を高く評価しており、営業担当やお客様からの信頼も厚いため、包装技術部にとって欠かせない人材の一人となっています。また、他の社員と積極的に連携しながら成果を上げることで、後輩を含めた同僚全体にも良い影響を与えており、周りからの信頼はもちろんのこと、自身の知識習得や設計力の向上にもつながっているのではないでしょうか。櫻井さんの抱く「新形態を開発したい」という想いは当課にとって最も大切な考え方ですから、今後も継続して持ち続けてほしいと思います。