ABOUT US「包む」
について

「パッケージ」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか。
紙、フィルム、段ボール。人によりイメージはさまざまだと思いますが、
実はパッケージは、食品から家電、精密機器まであらゆる産業に関わる重要な存在。
ここでは、社会に広がるそんな「パッケージ」について、また当社の事業の特徴をご紹介します。

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意外と知らない、
「パッケージ」のお話

パッケージとは、シンプルに言えば「商品を包むもの全部」。そのカテゴリは「段ボール箱」「段ボール箱以外の紙器製品」「プラスチック製品」「金属製品」「ガラス製品」「木製品」の6つで構成されており、それぞれに強みや特長を持つほか、たゆまぬ技術的進化を繰り返すことであらゆる商品に対応する性能を有しています。
また、これらの製品を組み合わせることで、長距離の移動や多様な環境下においても安定して商品の価値を届けることを可能にしています。

02

パッケージの
「ビジネスとしての可能性」、
知っていますか?

パッケージ市場全体の規模は、どれくらいでしょう。「包むだけ」だと考えて、数千億円から1兆円程度を想像する方が多いようですが、実はその規模は4兆5千億円以上。内訳は「段ボール」「紙器製品」「プラスチック製品」からなる3カテゴリの割合が全体の60%程度を占めており、上位3カテゴリの市場規模はそれぞれ約1兆円に上ります。
グローバリゼーションの拡大やECサービスのインフラ化に伴い、その市場規模はいまなお成長中。国内外を問わず技術を活用できる点も、強みの一つです。

03

あなたのそばにも、
パッケージがあります

3種類のパッケージがあります

パッケージは、大きく

  • ・商品に直接触れる「個装」
  • ・個装をまとめる「内装」
  • ・さまざまな商品を安全に輸送するための「外装」

に分類でき、段ボールは主に外装に、紙器は主に外装や内装に、軟包装は主に個装や内装にと、それぞれの持つ特性や強みに合わせて製品が用いられています。

パッケージも、商品の一部

パッケージの目的は「必要な物を必要な人に、必要な状態で届けること」です。特に個装分野のパッケージは商品の中身と一体であり、パッケージ自体が商品そのものであるといっても過言ではありません。例えば、レトルト食品はその一つ。食品のみで販売したり保存したりすることができないレトルト食品は、「レトルトパウチ」というパッケージがあってこそ世の中へ流通でき、その価値をお客さまへお届けできるのです。

いつもの場所で、活躍中

菓子、冷凍食品、飲料等の食料品はもちろん、洗剤、シャンプー・リンス、マスク等の日用品など、あらゆる生活用品は紙器や軟包装でパッケージされ、コンビニエンスストアやスーパーの店頭に並んでいます。
皆さんもぜひ「パッケージを意識する」視点で陳列棚をご覧になってください。あらゆる場所で、先ほどご紹介した6つのカテゴリが関わっていることを実感できると思います。もちろん、輸送中の商品を守る段ボールをはじめ、小売店以外でもパッケージは活躍しています。当たり前の暮らしを守る、当たり前の存在。それが、パッケージの使命といえます。

04

パッケージ業界のこれから

SDGsに対応した、新時代のパッケージへ

近年、SDGs(持続可能な開発目標)への意識の高まりを背景に、フードロスやプラスチック使用量、プラスチック廃棄物による海洋汚染などが課題になっています。
こうした流れを受け、パッケージ市場においても長期保存や賞味期限の延長を可能にするバリア性を訴求した包材への対応や、高いバイオマス度と生分解性によりプラスチック使用量を大幅に削減する製品の推進など、よりよい社会の実現に向けた動きが加速しています。

「付加価値」が、
これからのパッケージを左右する

これからのパッケージには、何より「付加価値」が求められています。
例えば、店頭や通販サイト内で商品の魅力をより効果的に伝えられるPR効果を持った販促パッケージや、小売店での開封・陳列の際に作業性を向上させる機能性パッケージなどはその代表です。国内において、人手不足や人件費の高騰が課題となる中、PR効果や作業性の向上が図れるパッケージは効率的な事業運営につながり、課題の解消=ソリューションの創出が期待できます。
段ボールにおいては、これまでの「運ぶ」機能と併せて、より「(内容物が)売れる」機能への進化が求められます。通販市場が伸びていく中で、消費者へ直接届く段ボールは重要なタッチポイントの一つ。その一翼を担う段ボールへ期待される価値、そして実現できることは、ますます高まるはずです。