「安全第一」を肝に銘じて、
段ボールの礎を築く

岡田 拓巳
新京都事業所段ボール工場 製造部 製造課 | 2017年入社
PROFILE
入社以降、新京都事業所の製造部にて生産管理業務に従事。安全・品質・生産性の三つの観点から段ボールの製造を支えている。職場のメンバーとはプライベートでも趣味を楽しむなど、公私ともに充実した生活を送る。
効率的な段ボール製造のために
段ボールの製造にあたって、工場の製造部では三つの役割を果たしています。まず一つ目は、安全の確保です。巨大な機械を使うため、安全第一の現場づくりを最重視しています。二つ目は品質の維持です。お客さまが満足する品質が維持できる体制を整えています。そして、三つ目は生産性の向上です。不良品のロスや機械の故障などを削減し、効率的な操業に努めています。
そうした中で私が主に従事しているのは、生産性の向上を目的とした生産管理業務です。機械の修理・保守・点検を行いながら、今ある設備をより良くするための改善を行っています。加えて、機械を維持するための予算管理も私の仕事の一つです。生産量に対して購入している消耗品がどれくらいかを確認しつつ、予算に対して修理費が超過しないよう月ごとの見込みを算出したうえで、修理や消耗品を購入しています。
対応力とは、
速さと技術が揃うこと
仕事をする中で最も重視しているのは、なんといっても安全面ですね。機械の操業に関わる安全柵や扉、センサーなどが故障した際には迅速に対応し、安全が確認できない状態での機械運転を「しない」、そして「させない」ように心掛けています。また、作業中に危険だと感じた箇所があれば、安全カバーを取り付けるなど対策を行い、オペレータの作業の安全を確保するように努めています。
こうした機械の修理作業や設備改善において、自身の知識や技術力が役に立つと嬉しいです。その場に合わせた臨機応変な対応力によって、問題を解決へ導き、より良い環境へと改善できると達成感があります。一方で、修理を行うために必要な機械についての知識はまだまだ足りていませんし、実際に起こった故障に対して適切なアプローチをすることは難しいですね。そのうえ、機械が故障するとオペレータの方々を待たせることになるため、速さと技術、その両方が必要になることも難しさの要因の一つであると実感しています。
身体を守るための、
大事なコミュニケーション
私たちの仕事には、重量物を運搬するためのフォークリフトの使用など、複数人での共同作業があります。その際に大切なのは、声を出し合いながらの「合図・応答・確認」です。私は性格上、あまり大きな声を出すのが得意ではなく、入社当初は先輩から「声が小さくて聞こえない」と何度も注意を受けていました。しかしながら、その声が聞こえなければ、自分だけではなく、周りの方の身体を危険にさらしてしまうことになりかねません。安全第一な作業とは、ただ注意深くなるのではなく、周りのメンバーとのコミュニケーションを取り、円滑に仕事を進めることなのだと身をもって学んだ経験です。
製造部の仕事は、こうした危険な作業も少なからずあるため、大きな声の出せる、元気のある方に来ていただけたら嬉しく思います。また、仕事量は多く大変なこともありますが、心も身体も健康第一ですので、一人で抱え込まず遠慮せずに周りを頼ってもらいたいです。加えて、仕事は全体で共有しながら着実に進めていける環境がありますので、安心して入社してもらえたらと思います。