高専を卒業後、レンゴーへ入社した先輩社員たちは、
どんな技術を身に付けているのだろう。
そんな疑問にお答えするべく、
ここでは「私がレンゴーで身に付けた技術」を
先輩社員に質問。
ちょっと意外な技術や
超高度なスキルなど、盛りだくさんです。
先輩社員の
キャリアモデルと併せてご覧ください。

MEMBER LIST

CAREER MODEL

レンゴーで取得した資格
エネルギー管理士、第三種電気主任技術者、
一級ボイラー技士、第二種電気工事士 など
仕事に欠かせない道具
スマホ など

私は、こんな技術をレンゴーで身に付けました

機械の電気制御技術
工場内の生産設備のほとんどがシーケンス制御で動いています。そのため、機械故障時は電気図面を参考に、ラダーと呼ばれるプログラムを見て故障個所の特定をします。近年はタッチパネル操作も増えてきたので、タッチパネルデータの編集技術も自然と身に付きました。
機械構造の理解
生産設備のちょっとした修理や調整を日々こなしていくうちに、機械の故障しやすい構造や箇所がわかるようになりました。故障しやすい箇所は自分たちで工夫して壊れにくくしたり、機械メーカーに相談して一緒に改善したりします。
パソコンなどの事務作業力
日々の生産量の管理・入力はもちろん、部品や消耗品の見積もり・手配なども業務として日々こなしていくうちに、自然とパソコンができるようになりました。今ではExcelも自然と使っています。

レンゴーで取得した資格
一級ボイラー技士、危険物取扱者乙種第4類、フォークリフト運転技能講習 など
仕事に欠かせない道具
DCS(制御システム) など

私は、こんな技術をレンゴーで身に付けました

ボイラの運転管理技術
ボイラの適切な運転管理技術を学びました。発電量や空気量を調整し効率的な運転を行うとともに、警報発報時やトレンドが普段と異なる場合は、上長に連絡し対処します。また、ボイラ水の水質やpHを測定し適切な状態に保つほか、機器類の潤滑油交換やグリス補給を行い、正常に運転されるように管理しています。
工具の使い方・選び方
工具の名前や正しい使い方を学びました。その中から、そのときどきの作業に適した工具を選んで使用します。間違った使い方は工具の破損やけがにつながるので、必ず適切な使い方をすることが重要です。また、紛失を防ぐために、元にあった場所に片付けることも大切です。
危険予知能力、安全への意識
作業を行う前には必ず危険予知を行い、安全に作業することの重要性を学びました。より安全に作業するため定期的に作業手順の見直しや危険予知訓練を行っています。もし職場に危険な場所があれば、上長に報告し対処します。不明点は質問し、勝手な判断で作業をしないことを心掛けています。

レンゴーで取得した資格
第二種電気工事士、危険物取扱者乙種第4類、 二級ボイラー技士 など
仕事に欠かせない道具
タブレット など

私は、こんな技術をレンゴーで身に付けました

設備トラブル発生時の対応力
各種生産設備の修理および応急処置の技術を学びました。生産設備になんらかのトラブルが発生した際は、発生した現象からその原因を推測し適切な処置を行います。また、生産に支障のない故障の場合は週末に、重大な故障の場合は速やかに生産停止をして、それぞれ修理を行います。
設備の点検保全技術
生産設備の突発的な長期間故障を防ぐために行う、点検および保全技術を学びました。過去の修理記録を参考に部品や設備の状態を点検し、異常の兆候が見受けられた場合は交換します。また、設備メーカーによるメンテナンスを定期的に実施することで、日々の点検では発見困難な設備の異常を把握しています。 
設備の追加および改善技術
製造工程に不要な手間がある場合や、生産設備に新たな機能を持たせたい場合に行う、設備の追加および改善を施す技術を学びました。設備の追加や改造を施す場合は、機械設計や機械加工を業者に依頼するなど、社外との連携が必要になる場面が多く存在します。

レンゴーで取得した資格
クレーン運転士、低圧電気取扱業務特別教育、
高圧・特別高圧電気取扱業務特別教育 など
仕事に欠かせない道具
トランシーバー など

私は、こんな技術をレンゴーで身に付けました

工場内の電力系統の理解
八潮工場では、埼玉給電所より送電された電力を受電しており、構内の特高変電所内の変圧器を使用して電圧を下げ、各マシンへ送電しています。こうした仕組みの理解を通じ、電力系統の知識が増えました。電力系統を理解することにより、電力供給ラインに異常が発生した場合、迅速に対応できます。
プログラムの解析および修正
八潮工場内では、あらゆる機械設備を自動制御しています。制御する装置にはPLC(工場などの自動機材の制御などに用いるコントローラ)があり、そこで用いられるプログラムの解析や修正技術を学びました。
各種点検技術
遮断器やヒューズ、継電器などを収めた高圧盤をはじめ、日々の生産に関わる設備の点検技術を学びました。計器や検電器の停電を確認後、遮断器内のヒューズやクリップ部、接点部など日頃点検できない箇所への給油や清掃により、電気事故を未然に防いでいます。

レンゴーで取得した資格
ー級ボイラー技士、クレーン運転士、
危険物取扱者乙種第4類 など
仕事に欠かせない道具
クレーン、図面・取扱説明書 など

私は、こんな技術をレンゴーで身に付けました

ボイラ・ タービン運転技術
製紙工場で、 紙をつくるために必要な蒸気や電力を発生させているボイラの運転技術を学びました。抄紙機に適正な圧力の蒸気を送り、 工場で使用する電力を賄うことによって、 効率の良い運転を心掛けています。 また2016年に新しくできたバイオマスボイラでは、建設廃材由来の木質チップを燃料とすることにより、化石燃料の使用量を削減しています。
機械のメンテナンス技術
部署内で使用する機械の不具合やトラブルに対応する技術を学びました。ボイラに不具合やトラブルが発生すると、工場の操業停止など大きな影響があるため、不具合が小さい段階で早期に発見するように努めています。 また、万が一のトラブル発生時は、上司や先輩の指示を仰ぐほか、過去の不具合を参考に対処します。
安全意識の向上
工場で発生する事故や労災は、大きなけがにつながる可能性があります。 だからこそ、 他工場や他社で起こった過去の事例を勉強し、 事故や労災を未然に防止しています。また、 月に一度「安全会議」や「危険予知訓練」などを行っており、安全意識を高めています。

キャリアの歩み

入 社
4年目

新人・現場研修時代
入社後の1年は、仕事で使う道具の名前を覚えることから始めました。カタログを渡されて、職場の工作室にある工具の名前を覚えることからスタートしたことを覚えています。 作業中に、上司や先輩から「〇〇を取ってきて」と言われて、わからないので必死にカタログをめくって工具を探す時間がつらかったですね。その後、製造現場での研修が始まり、オペレータとしての業務に就きました。今では「勉強になった」と思えますが、当時は大変な思いをしました。

5年目
7年目

新京都事業所リニューアル工事時代
工場のリニューアル工事が本格化し、生産管理業務へ復帰しました。当時は毎週のように工場内でさまざまな工事がされており、私自身も機械設備の据え付けや立ち上げに関わり、メーカーや本社技術部、オペレータと相談しながら身体も頭もフル活動させていました。

8年目
14年目

一般社員から主任時代
リニューアル工事が完了し、交替勤務をしながら工場設備の管理に配転しました。夜勤で大きなトラブルがあった際、以前の自分なら対処しきれなかったなと思うようなトラブルにも難なく対応できた際、「少しは成長しているのかな」と自覚したことを覚えています。

15年目
現 在

課長、管理職
交替勤務を卒業し、徐々に設備導入など大きな仕事を任せてもらえるようになりました。仕事内容も、工場全体の損益や生産性に関わる管理・改善業務が増えてきたことを覚えています。最近になりそれらが少しずつ実を結び始めて、黒字が出るようになったことが大きな喜びです。
これから
工場運営そのものにも興味があるので、将来的には営業や物流にも関わっていきたいと思っています。管理職になり、工事や修理作業はほぼ部下に任せるようになったので、週末は心身ともに完全にオフです。
コロナ禍ということもあり遠出はなかなかできませんが、趣味の車の運転も兼ねて近場でいろいろ遊んでいます。まずは友人と新しいアトラクションが増えたUSJに行く予定を立てています。