レンゴー株式会社は、WR Supply株式会社との共同開発において、原料が古紙100％かつリサイクルが可能な当社ライナをベース紙とした離型紙を開発し、帝人コードレ株式会社に人工皮革製造の工程紙として採用されました。
従来の人工皮革用離型紙は、ベース紙にバージンパルプ100％の洋紙が用いられ、使用後はほぼ全量が焼却や廃棄されていました。今回、古紙100％の当社製ライナ「EBシリーズ」をベース紙とし、帝人コードレ㈱で使用済みとなった当離型紙を一括して回収し、当社製紙工場で原料としてリサイクルすることを計画しています。これにより、新たな離型紙のリサイクルスキームが完成し、古紙利用促進による森林資源保護や、焼却処理の際に発生するCO₂排出量の削減に貢献することが可能となります。
今後、2023年内に帝人コ―ドレ(株)で古紙100％ベース離型紙の使用が開始される予定で、同年12月頃に使用済み離型紙のリサイクル開始を目指します。
当社はこれからも、環境負荷低減につながる製品開発を進めるとともに、板紙生産の原料として難離解古紙の再生にも取り組んでまいります。