ニュースリリース / 2009年

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  • 2009/10/7

    大玉スイカ用ノンステープル段ボール箱を開発

    当社はこの度、大玉スイカの梱包・輸送に使用する、封かん針を使用しないスイカ2玉用ノンステープル段ボール箱『オーバーカインド』を開発しました。
    近年、消費者の安全・安心、環境配慮への関心が高まる中で、通常段ボールの封かんに使用するステープル針による異物混入事故や怪我、ごみの分別など廃棄時の手間などが問題視されるようになってきました。
    当社では、これに対応すべく青果物出荷用段ボールのノンステープル化をいち早く開発・実用化し、ノンステープル段ボールを積極的に推進してまいりました。これまで比較的軽量な品目での実用化は進んでいましたが、スイカをはじめとした重量物用段ボール箱でのノンステープル化は技術的にも難しく、特にスイカのような重く・丸く・衝撃により割れやすいものでの導入は難しいとされてきました。
    当社では、長年にわたる包装技術の蓄積とノウハウを活かすとともに、輸送試験、底抜け試験、底たわみ試験、耐圧強度比較試験などさまざまな試験をくり返し、ついに底抜け強度の非常に強いスイカ2玉用ノンステープル段ボール『オーバーカインド』の開発に成功、千葉県山武郡市農協様にて初めて採用となりました。
    『オーバーカインド』は、天面にもカニカニロックを用いることで完全なノンステープル化を実現しており、人にも環境にもさらにやさしいパッケージが実現しました。
    今後、全国のスイカ産地での採用はもとより、他の重量品目でのノンステープル段ボール化の推進にも引き続き取り組んでまいります。

     

    オーバーカインド

    ステープルや封かんテープが不要なスイカ用
    ノンステープル段ボール箱「オーバーカインド」

     

     

    『オーバーカインド』の特徴

    ・底抜け強度が非常に強い
    ・組み立ても簡単、ステープラーも不要
    ・ステープルおよびテープ廃止により食品異物混入や怪我などの撲滅
    ・リサイクル古紙回収時の分別手間の削減