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ストラディヴァリウス物語

理想の楽器の秘密


ヴァイオリンは、人間の声にいちばん近い音が出せる、もっとも完成された理想の楽器とされている。頂点に立つストラディヴァリウスは、楽器の中の楽器といえよう。その豊かな表現力は、パガニーニ、サラサーテをはじめとする多くの名バイオリニストに愛された。優美にして繊細な造形は、まさにひとつの芸術品といえる。ヴァイオリンは、およそ70個の部品で組み立てられており、これらを薄さ、形状などを加減しながら仕上げるためには、永年の修行と天賦の才能に裏打ちされた技能を必要とする。材料も吟味され、ストラディヴァリは自ら深い山に出掛けドイツ唐檜や楓などのよい木を探し求めた。これらの材料を長年月にわたって寝かせ楽器制作に用いた。これらの木は、今日では入手不可能なものがあり、これもまたストラディヴァリウスの価値を高めている。ストラディヴァリウスにおいて、何よりの謎はその色である。最高の材料のうえに塗られた柔らかくて耐久性のあるオレンジ・レッドのニス。250年以上を経過した現在でも、なお濡れているような美しさを保っている。このニスの謎へ、多くの科学者が挑戦したが、いまだ解明されていない。「神秘の楽器、ストラディヴァリウス」といわれるゆえんである。


ストラディヴァリウス物語[1] 超人ストラディヴァリは97歳?
ストラディヴァリウス物語[2] ヴァイオリン製作の黄金時代
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ストラディヴァリウス物語[4] 理想の楽器の秘密
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