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機能材製品

ガイアフォトン

ガイアフォトンは希土類(レアアース)を全く使用しない銀含有ゼオライト型新規蛍光体です。一般的な工業材料であるゼオライトを母材とし、希土類元素ではない「銀」を含有しています。また製造時の消費エネルギーや二酸化炭素排出量が少ない画期的な蛍光体です。
  • 紫外線照射前 紫外線照射前
  • 紫外線照射中 紫外線照射中
  • 紫外線照射前 紫外線照射前
  • 紫外線照射中 紫外線照射中
  • 製品解説 ゼオライトとは
  • 製品解説 蛍光体とは


ガイアフォトンの特徴

ガイアフォトンは、調達が容易で国内ではリサイクル技術も確立されている「銀」を、陽イオン交換法と呼ばれる方法を用いてゼオライトに担持させ、大気環境下200℃前後で加熱することで製造しています。そのため生産性が非常に高く、生産時の消費エネルギーを従来の蛍光体よりも大幅に抑えることができるので、希土類元素から作られる従来の蛍光体と比べて安価です。
ガイアフォトンは、人体への安全性の高い銀含有ゼオライトであることから、LED照明用途だけではなく、その他の幅広い製品への応用が可能です。例えば、人体に有害な紫外線(UV-AまたはUV-B)をカットしつつ、抗菌性や消臭性が求められる用途などにも適しています。

※UV-A…地表に届く紫外線の約95%を占める315~400nmの波長の紫外線のこと。「しわ、たるみ」など老化の原因となる。
※UV-B…地表に届く紫外線の約5%を占める280~315nmの波長の紫外線のこと。美容面では「シミ」の原因、健康面では「皮膚がん」「白内障」「免疫低下」の原因となる。UV-Aより100~1000倍近く有毒性が高いと言われている。
ガイアフォトンαの励起および発光スペクトル
ガイアフォトンαの励起および発光スペクトル
ガイアフォトンγの励起および発光スペクトル
ガイアフォトンγの励起および発光スペクトル

ラインアップ

基本となる銀含有ゼオライトに他の元素を添加することや、加熱温度や母材となるゼオライトの種類を変えることで様々な色で発光します。特定の波長照射条件では既存の蛍光体を上回る発光強度が得られています。
各種ガイアフォトンの発光の様子
・302nmのUV-B照射時の
 各種ガイアフォトンの発光の様子

一般的なガイアフォトンの種類
  ガイアフォトンα ガイアフォトンβ ガイアフォトンγ
発光色 黄色 水色 茜色
励起光 UV-B UV-B UV-A、紫光
特徴 黄緑色の発光色に変更可能です。大気中の水分、加熱に対して色調が安定しています。 100℃以上で加熱すると発光色が緑色に変化し、温度が下がると元の色に戻ります。 100℃以上で加熱すると発光色が黄色に変化し、温度が下がると元の色に戻ります。紫光照射時は発光色はピンク色で、加熱することで白色に変化します。
★グレードは各種ございますのでお問い合わせ下さい。

用途

ガイアフォトンは樹脂や塗料との複合化が可能です。次世代型高演色性LED照明用途のみならず、偽造防止インク、化粧品、センサー、生活用品、玩具など広範な用途での利用が可能です。
○ガイアフォンγを
 ポリエチレン樹脂に配合したサンプル
  • 照射前 照射前
  • UV-A照射中 UV-A照射中
  • 紫光照射中 紫光照射中
○ガイアフォトンγを
 シリコーン樹脂に配合したサンプル
  • 照射前 照射前
  • UV-A照射中 UV-A照射中

●ガイアフォトンγの温度特性
ガイアフォトンγは材料温度が75℃までは、室温での発光強度の90%以上を維持しています。80℃以下に設計されているLEDパッケージに対応しています。

●ガイアフォトンγを配合した砲弾型LED

通電前 通電中

安全性

ガイアフォトンは人体への安全性を確認するため、各種安全性試験を行っています。
ガイアフォトンの安全性
実施試験 試験試料
ガイアフォトンγ
急性毒性試験
(固定容量法限度試験)
・観察期間中に異常及び死亡例は認められなかった。以上のことから,ラットを用いる単回経口投与において,検体のLD50値は,雌では5000mg/kgを超えるものと評価された。
眼刺激性試験 ・平均合計評点の最高値は24.3(点眼後24時間)であり、
 「刺激物」以上
・洗眼試験追加後、平均合計評点の最高値は8.7
 (点眼後1時間)、「軽度刺激物」以上
・検体の5w/v%生理食塩水懸濁液を用いた試験の結果は、平均合計評点の最高値は2.7(点眼後1時間)であり、「無刺激物」
感作性試験 ・検体のワセリンによる希釈系列(1・0.1・0.01%混合物)を用いて、惹起を行ったいずれの混合物貼付部位においても、皮膚反応は認められなかった。以上のことから、本試験条件下において、検体は皮膚感作性を有さないものと評価された。
復帰突然変異試験
(変異原性試験)
・検体について,Escherichia coli WP2uvrA及びSalmonella typhimurium TA系4菌株を用いて復帰突然変異試験を実施した。
・その結果,復帰変異コロニー数の増加は認められなかった。以上のことから,本試験条件下における検体の遺伝子突然変異誘発性は,陰性と結論した。
※ガイアフォトンは日本、アメリカ、中国、ドイツにて特許登録済で、韓国、フランスで審査請求中です。