ニュースリリース / 2007年

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  • 2007/3/7

    利根川事業所で使用燃料を液化天然ガス(LNG)に転換
    ークリーンエネルギーでCO2をさらに削減ー

    当社利根川事業所(茨城県坂東市岩井)では、ボイラに使用する燃料を重油から液化天然ガス(LNG)に転換するための建設工事を進めておりましたが、このたび竣工稼動の運びとなりました。
    当事業所は、段ボール原紙・白板紙といった板紙を生産する製紙工場に加え、印刷加工工場や紙器工場も併設する当社主力事業所のひとつですが、周辺地域には都市ガス配管が整備されておらず、
    1961年の操業開始以来、ボイラ燃料として重油を使用してまいりました。
    しかし近年、温暖化問題をはじめ地球環境保全への社会的関心がますます高まり、企業にも一層の努力が期待されていることを背景に、重油に比較してクリーンで環境負荷が少ないエネルギーとして推奨されているLNGに、今般エネルギー源を転換することとしたものです。
    今回の転換によって削減されるCO2排出量は、年間約45,000tに達する見込みで、これは2005年度の当事業所排出量の22%、レンゴー全社の排出量の5%弱にあたります。
    これにより当社のCO2排出量は、京都議定書で決められている国の温室効果ガス排出量削減目標の6%(1990年比)を大きく上回る20%超が見込まれます。
    当社は「人にも環境にも優しく」を念頭に、これからも事業活動全般において地球環境保護のためにさまざまな取組みを行ってまいります。

    利根川事業所ボイラLNG化設備概要

    設備名 <利根川事業所>
    ○ LNGサテライト基地
    (容量1,000m3)
    ○ 2号ボイラ
    (単胴自然循環式、三菱重工業製)
    投資額 12億円
    在庫能力 約6,000トン
    (内、環境省より約358百万円の補助予定)
    環境負荷低減 CO2削減量 年間約45,000トン
    利根川事業所ボイラLNG化設備