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環境に優しい生産システム

レンゴーでは、大気や水質などの汚染に対する厳重な管理体制はもちろん、製造工程から製品そのものにいたるまで、地球環境に対する負荷低減の観点から、省エネルギーや省資源のための取組み、クリーンなエネルギーの活用などを積極的に進めています。

環境負荷の少ない生産システム


CO2排出量の削減
レンゴーでは、省エネルギー設備の積極的導入やより環境負荷の低いクリーンなエネルギーの採用など、地球環境に大きな影響を与えるCO2排出量の削減に取り組んでいます。エネルギー効率の高いガスエンジンや、製造工程から出る廃棄物を燃料として利用するバイオマス焼却発電設備の導入、ボイラ燃料を重油からCO2換算係数の低いLNG(液化天然ガス)や都市ガスへの転換も積極的に進めています。さらに段ボール工場としては初めての大規模太陽光発電設備の導入などにより、2015年度は27.0%(1990年度比)のCO2排出量削減を達成しました。
中長期的目標として2020年までに32%削減、さらに2050年には半減をめざしグループをあげて取り組んでいます 。

 

廃棄物の削減
段ボール工場で発生する最も多い廃棄物である「トリミングロス」は、レンゴーの製紙工場で再び段ボールへと再生されます。これを含めレンゴーの古紙利用率は98.3%(2015年度)に達しています。また、「ラガーロープ破砕分別機」を導入。この設備の導入により、これまで廃棄物として処理していたラガーロープを破砕し、鉄屑とプラスチック屑に分別することが可能になりました。

水質・大気汚染防止
水は板紙の生産になくてはならない大切な資源です。製紙工場では、以前から水の有効利用に取り組んできましたが、現在では平均10数回もの循環利用を行っています。また、繰り返し使用した水についても、規制値を下回る水質に戻し、河川などへ放流しています。大気汚染防止では、クリーンなエネルギーへの転換とともに「排煙脱硫装置」「排煙脱硝装置」の設置により、SOx、NOxの削減にも努めています。

バイオマス焼却発電設備
●バイオマス焼却発電設備

太陽光発電設備
●太陽光発電設備

再生される「トリミングロス」
●再生される「トリミングロス」

排水処理施設
●排水処理施設


生産活動での環境負荷低減に努めています。


レンゴーで排出する温室効果ガスの大部分は二酸化炭素が占めており、生産活動における燃料や電力の使用に由来しています。地球温暖化対策として二酸化炭素排出量を削減するために、クリーンエネルギーの活用や有効利用による省エネルギーに積極的に取り組んでいます。

クリーンエネルギーの活用
事業所・工場では、生産時に使用する燃料を重油に比べて二酸化炭素排出量の少ない都市ガスや天然ガスなどのクリーンエネルギーへの転換を進めています。2012年度のエネルギー使用量は重油/石炭の比率が13.5%に対して都市ガスと液化天然ガスの比率が57%まで増加しました。また、バイオマス燃料や太陽光発電などの再生可能エネルギーの利用拡大にも注力しており、エネルギー使用量に占める割合は6.7%まで上昇しました。

太陽光発電の導入推進
2007年、京都工場に太陽光発電を初めて導入したのを皮切りに、2010年には、昼間の工場使用電力を全て太陽光発電で賄う福島矢吹工場を開設しました。
また、東日本大震災により壊滅的な被害を受けた仙台工場(宮城県仙台市)は、2012年4月に新仙台工場(宮城県黒川郡大和町)に生まれ変わり、太陽光発電を導入すると同時に蓄電設備も設置し、環境と災害対応を両立させています。

さらに、2014年1月に開業した新名古屋工場にも太陽光発電が導入され、現在は、8つの生産拠点で太陽光発電が導入されています。

2015年度の太陽光発電量は525万kWhとなり、導入当初の2007年度と比較すると12倍に増加しました。

太陽光発電量の推移

省エネルギーの推進
省資源や地球温暖化対策として、高効率設備の導入や新技術の開発、生産プロセスの変更などを行っています。板紙や段ボールの製造には電力とともに蒸気を必要とします。これまでも蒸気エネルギーの有効利用に努めてきましたが、自社で独自に開発した蒸気循環システムや蒸気タービン併用駆動コンプレッサーを導入することにより、さらなる蒸気の有効利用と省エネルギーを実現しています。
生産拠点の使用エネルギー

バイオマス焼却設備を導入しました
2012年2月、利根川事業所では既存焼却炉の老朽化にともない、廃棄物の有効利用と二酸化炭素排出量削減の両立を目指し、バイオマス焼却設備を導入しました。同事業所では、生産過程で発生する製紙スラッジ(製紙工程における排出物)などの廃棄物を燃料として有効活用し廃棄物を減量するとともに、熱エネルギーとして有効利用することで、二酸化炭素排出量も年間6,000t削減することができます。

バイオマス焼却設備
●バイオマス焼却発電設備