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世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーを目指して
~パッケージングのイノベーションを通じた社会的課題の解決のために~

代表取締役会長兼社長 大坪 清 代表取締役会長兼社長 大坪 清

“全ての製紙、段ボール、紙器工場でFSC®森林認証を取得
当社は、昨年、全ての製紙、段ボール、紙器工場でFSC森林認証を取得しました。FSC森林認証とは、適切に管理された森林や、その森林から切り出された木材の適切な加工・流通を証明する国際的な認証制度で、当社の段ボール、紙器製品が持続可能な森林資源の保全にも貢献することが第三者機関により認められました。これは、企業や消費者のCSR調達やグリーン購入へのご要望にお応えすることはもちろんですが、レンゴーグループが掲げるパッケージづくりのコンセプト“Less is more.”を象徴する取組みでもあります。


“ Less is more.”を念頭に環境経営を推進
1. “Less energy consumption”
  =エネルギーの消費はできるだけ少なく。
2. “Less carbon emissions”
  =二酸化炭素の発生はできるだけ少なく。
3. “High quality products with more value-added”
  =より付加価値の高い高品質な製品をつくる。

“Less is more.”とは、より少ない資源で大きな価値を生むパッケージづくりを表わすキーワードです。それは、資源を有効活用し、地球環境への負荷を低減しながら、高品質で付加価値の高いパッケージづくりを通じて、より良い社会、持続可能な社会づくりにも貢献するという、レンゴーグループがその事業活動において目指す姿勢そのものなのです。
そのバックボーンの一つといえるものが、国連グローバルコンパクトへの参加です。企業が社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するために、創造的なリーダーシップを発揮することを求めるこの国際的な取組みを、私たちは全面的に支持し、今後ともその精神を尊重してまいります。

 

新たなCO₂排出量削減目標を策定
“Less is more.”の重要なコミットメントであるCO₂排出量の削減については、「レンゴーグループ環境憲章」で2050年度に1990年度比半減を将来目標に掲げるとともに、その実現に向けて2020年度を達成年度とする「エコチャレンジ020」として1990年度比32%減を目指し、製品開発と生産プロセスの両面から取り組んできました。
昨年末のCOP21におけるパリ協定採択を受け、わが国は新たなCO₂排出量削減目標として、2030年度までにCO₂排出量2013年度比26%削減を掲げていますが、レンゴーグループにおいてもこの数値目標を自らの目標と定め、国際的な脱炭素社会、持続可能な社会づくりに向け、今後とも率先垂範、企業としての責任を積極的に果たしてまいります。
すでに、昨年9月、金津工場に蒸気タービン発電設備、今年1月、八潮工場に木質チップバイオマスボイラ発電設備、尼崎工場にガスタービン発電設備をそれぞれ新設し、エネルギー消費の効率化とエネルギー源の多様化を図り、CO₂排出量を大幅に削減しました。また、本年3月、八潮工場では上記設備を含む長年にわたるCO₂削減実績と、設備などのハード面だけでの改善に頼らない、きめ細かい省エネ活動が高く評価され、所在する埼玉県の目標設定型排出量取引制度において、県内初となる優良大規模事業所(トップレベル事業所)に認定されました。これからも、“Less is more.”を念頭に、CO₂排出量削減をはじめさまざまな角度から地球環境保全に取り組んでまいります。

 

新しい100年の礎を築く「Vision 110」
 2019年、レンゴーグループは創業110周年を迎えます。私たちは、あらゆる産業の全ての包装ニーズに最適な包装システムを提案する企業グループであることを表わすコーポレート・ステートメントとして、「ゼネラル・パッケージング・インダストリー=GPIレンゴー」を掲げていますが、GPIレンゴーがこの大きな節目に向かって目指すべき方向性を示したもの、それが「Vision110」です。
「世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーへの挑戦」を大命題として、レンゴーグループに働く者全てが共有すべき行動指針や挑戦すべき課題を明確化しました。当社グループの全員が目標を共有し、その総力を結集して「Vision110」を完遂することが、GPIレンゴーの新しい100年の礎になるものと考えています。

 

多様な人材が個々の能力を最大限に発揮できる企業を目指して
パッケージングの進化、イノベーションに終わりはありません。常にその最先端で新たな進化を生み出し続けるためには、多様な個性や強みを持つさまざまな人材が活躍できる環境を整えること、すなわち働き方改革が欠かせません。中でも女性の活躍推進は、女性らしい感性を活かしたパッケージづくりの観点からも不可欠であり、女性が生き生きと輝く職場づくりを目指し、企業風土の改革や環境整備を進めています。本年3月、新たに「女性の活躍推進に関する行動計画」を策定しました。女性がその能力を活かしながら、さらに活躍できる職場、役割に挑戦する機会を得ることで、自身が成長し、その成長が会社の成長にもつながっていく好循環をつくることが重要であると考えています。

 

事業活動を通じた社会的課題の解決
日本再生を目指すアベノミクスの中心的課題が生産性の向上です。中でもイノベーションや人々の意識改革を伴う全要素生産性(Total Factor Productivity)が重要であり、女性をはじめとする多様な人材の活躍の観点からも重要な取組みです。段ボール産業の未来のために、引き続き全要素生産性の向上に取り組み、長時間労働の是正や、休暇取得促進を通じたワークライフバランスの実現に注力してまいります。
生産性の向上が求められるゆえんは、急速に進む少子高齢化による労働力人口の減少です。すでに各方面で労働力不足が深刻化し、輸送や流通の現場でさまざまな問題に直面しています。いかに効率良く作業を進め、最大限の効果を上げるかは多くの企業にとっての課題です。それらの課題をパッケージングのイノベーションを通じて解決することは、GPIレンゴーの大きな使命です。「レンゴー スマート・ディスプレイ・パッケージング(RSDP)」をはじめ、流通現場のかかえるさまざまな課題を解決する「リテールメイト」シリーズの開発を通じて、流通現場の効率化を図りローコストオペレーションを実現します。
企業活動の基本は、社会を前進させ、人々の暮らしを豊かにすることです。GPIレンゴーのつくり出す多彩なパッケージング・ソリューションの全てが、暮らしの豊かさを支え、そのイノベーションは社会的課題の解決、すなわちCSV(Creating Shared Value)へとつながっています。
世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーを目指して。それは、高い倫理観と公正な経営姿勢のもと、パッケージングのイノベーションに世界で一番の情熱を注ぎ、常に挑戦し続けることであり、お客様をはじめとするステークホルダー、そして社会にとってなくてはならない存在となることです。その実現のために、私たちはこれからも社会的課題に正面から向き合い真摯に努力を続けてまいります。

 

 

Vision110
世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーへの挑戦

  • あらゆる包装ニーズに対応し、包装材の調達から物流、梱包までを一体化した高度な
     パッケージング・ソリューションとサプライチェーンを提供できる体制を国内外で確立する。
  • 製造技術のイノベーションにより、他を圧倒する品質の向上とコストダウンを図り、
     作業環境の整った工場で、安全にモノづくりに集中できるシステムを構築する。
  • 情報通信技術(IoTやM2M等)の活用方法を徹底的に研究し、製造工程や物流、
     サプライチェーンの効率化を図るとともに、IoTが生み出す顧客のニーズを先取りし、
     次世代の付加価値を創造する。
  • 多様な人材(性別、年齢、国籍など)が、個々の能力を最大限に発揮できる企業体を目指す。
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    大学生のためのレンゴー経営講座

    「経済界」視点 大坪清