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ゼネラル・パッケージング・インダストリーとして、
持続可能な社会の実現に貢献していきます。

代表取締役会長兼社長 大坪 清 代表取締役会長兼社長 大坪 清

さまざまな社会的課題の解決に向けて
人手不足が深刻化する現在、スーパーなどでの開封や陳列といった作業の簡略化・効率化が喫緊の課題となっています。当社が開発した新しい段ボール包装「レンゴー スマート・ディスプレイ・パッケージング(RSDP)」は、流通現場のかかえる諸課題を解決する「リテールメイト」シリーズの一つとして、流通現場の効率化を図りローコストオペレーションを実現しています。
一方、宅配クライシスといわれ輸送の効率化やドライバーの負担軽減が問題となっている通販分野でも、箱の小型化や規格統一、ポスト投函による再配達の減少など、パッケージの力で解決できる課題は少なくありません。また、それらの解決は、環境面でCO2の発生を減らすことにもつながります。社会のさまざまな課題を認識し、企業としての果たすべき役割を自覚するとともに、自立と自律の精神のもと矜持を持って事業活動を進めていくことが肝要です。
2019年の創業110周年に向け、レンゴーグループが次の100年の礎を築くための新たな挑戦として「Vision110」を策定しましたが、そこに掲げる「世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリー」という大きな目標も、社会的課題の解決と自らの事業活動との両立なくして達成できないと考えています。

 

持続可能な社会づくりに貢献する
レンゴーグループのパッケージづくりのキーワードであり、環境経営のキーワードでもある“Less is more.”


1. “Less energy consumption”
  =エネルギーの消費はできるだけ少なく。
2. “Less carbon emissions”
  =二酸化炭素の発生はできるだけ少なく。
3. “High quality products with more value-added”
  =より付加価値の高い高品質な製品をつくる。

より少ない資源で大きな価値を生むというコンセプトである、“Less is more.”のパッケージづくりを通じて、より良い社会、持続可能な社会づくりに貢献し、企業としての社会的責任を果たしていきたいとの思いは、国連グローバル・コンパクトの精神にも通じています。企業が社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するために、創造的なリーダーシップを発揮することを求めるこの国際的な取組みを私たちは全面的に支持しています。
2015年9月、国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、同年12月には国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で地球温暖化に関するパリ協定が採択されるなど、世界的な経済・社会・環境をめぐる広範な課題の解決に向け、企業にもより積極的な行動が求められています。当社はこれらの動きに対応するとともに、着実に責任を果たしていきたいと考えています。
気候変動に関しては、2050年を見据えた長期ビジョン「レンゴーグループ環境憲章」で、CO2排出量の1990年度比50%削減を目標に掲げています。その実現に向けた2020年度を達成年度とする「エコチャレンジ020」では、1990年度比32%削減を目指し、製品開発と生産プロセスの両面から取り組んでいます。さらに、パリ協定でわが国が表明した2030年度までに2013年度比26%削減も、自らの目標として取り組んでまいります。
このほかにも、2015年8月、業界で初となる段ボール・紙器工場の全てでFSC®森林認証を取得したほか、グループ会社を含む全ての段ボール原紙、白板紙を製造する製紙工場でもFSC®森林認証の取得を完了しています。これにより、企業や消費者のCSR調達やグリーン購入へのご要望にお応えすることはもちろん、環境面のみならず、この世に生きるもの全ての生存にとって欠くことのできない森林の、持続可能な管理とその重要性を広くご理解いただくきっかけになるものと考えています。
こうした“Less is more.”を体現したハード・ソフト両面におけるCO2排出削減の取組みと、パッケージづくりを通じた社会的課題の解決が評価され、2017年4月、第26回地球環境大賞「環境大臣賞」を受賞しました。

 

多様性を重視した経営を推進
一方、人口減少社会の到来により、労働市場への深刻な影響、社会全体の活力低下が強く懸念されています。少子化対策ならびに次世代育成支援は、企業にとっても重要な社会的課題と認識し、2006年4月から出産祝い金制度を改定し、第1子2万円、第2子5万円、第3子以降100万円に増額しました。制度改定から11 年が経過し、2017年度中に100万円の祝い金受給者は延べ300人に達する見込みです。
上記の制度改定後も、育児休業制度の拡充や育児短時間勤務の導入など、育児と仕事の両立支援施策を継続的に進めてきました。また、多様な人材が活躍できるよう長時間労働是正とワーク・ライフ・バランス実現の観点から、全社をあげて全要素生産性(TFP)の向上に取組み、働き方の見直しを進めています。
特に、女性活躍の支援体制構築のため、2014年4月に「女性活躍推進室」を新たに設置するとともに、2016年3月、「女性の活躍推進に関する行動計画」を策定し、女性の採用促進と職域拡大に継続して注力しており、その成果として、同年5 月、女性の活躍推進に関する諸施策の実施状況等が優良であるとして「えるぼし」企業に認定されたほか、2017年3月には「準なでしこ」企業に選定されました。
さらに、2017年2月、厚生労働省および大阪労働局が進める働き方改革推進事業の方針に基づき、男性の育児休業取得の促進に焦点をあてた「働き方改革宣言」を策定・公表しました。男性の働き方を見直すきっかけとし、性別、年齢、障がい、国籍を問わず多様な人材が刺激し合い、その能力を十二分に発揮するとともに、生き生きと働ける職場づくりをこれからも進めてまいります。

 

たゆみないイノベーションで「世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリー」を目指す
世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーとは、包装材の調達から物流、梱包までを一体化した高度なパッケージング・ソリューションとサプライチェーンを提供できる体制を国内外で確立し、あらゆる産業の全ての包装ニーズに対し、総合的なソリューションを提案する強固な基盤を築くということですが、その形に完成形はありません。
それは、高い倫理観と公正な経営姿勢のもと、より付加価値の高いパッケージングの創造に世界で一番の情熱を注ぎ、常に挑戦し続ける姿勢そのものにほかなりません。
これからも、事業活動の全てにおいて社会的課題と真摯に向き合うとともに、社会にとってなくてはならない存在であり続けるために、現場の真理に耳を傾け、その解決に向けてたゆみないイノベーションを続けてまいります。

 

 

Vision110
世界一のゼネラル・パッケージング・インダストリーへの挑戦

  • ▪あらゆる包装ニーズに対応し、包装材の調達から物流、梱包までを一体化した高度な
     パッケージング・ソリューションとサプライチェーンを提供できる体制を国内外で確立する。
  • ▪製造技術のイノベーションにより、他を圧倒する品質の向上とコストダウンを図り、
     作業環境の整った工場で、安全にモノづくりに集中できるシステムを構築する。
  • ▪情報通信技術(IoTやM2M等)の活用方法を徹底的に研究し、製造工程や物流、
     サプライチェーンの効率化を図るとともに、IoTが生み出す顧客のニーズを先取りし、
     次世代の付加価値を創造する。
  • ▪多様な人材(性別、年齢、国籍など)が、個々の能力を最大限に発揮できる企業体を目指す。
 

 


大学生のためのレンゴー経営講座

「経済界」視点 大坪清