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省資源への挑戦(軽量LCC原紙の開発)

レンゴーではリサイクル性に優れた段ボールにさらにリデュースの側面も加え、資源を大幅に減らすモノづくりに挑戦しています。長年にわたるパッケージング・テクノロジーの蓄積をベースとして、より環境性能を高めたあらゆるパッケージの研究・開発を通じて持続可能な社会の形成に貢献します。


段ボールの省資源化に取り組んでいます。


軽量原紙の開発
パッケージに関わる研究・開発から生産までトータルに担うレンゴーでは、機能を維持しながらいかにパッケージを薄く、軽くしていくかを課題とし、段ボールの省資源化に取り組んでいます。段ボールは通常、表ライナ、裏ライナ、中しんの3枚の板紙からつくられており、板紙の軽量化が段ボールの省資源化に大きく寄与します。レンゴーでは、2002年より板紙の軽量化に着手し「120g/㎡ライナ」と「100g/㎡中しん」の軽量原紙を開発しました。2009年には軽くて強度の高い当社独自のLCC原紙(Less Caliper & Carbon containerboard)を開発しました。


LCC原紙の開発
LCCは、強度を維持しながら原紙自体の重量を軽量化することで貴重な古紙資源の有効活用を図るとともに、配送時のCO2排出量も削減する当社独自の軽量強化中しん段ボール原紙です。LCCとは、Less Caliper & Carbon containerboardの頭文字を取って命名されたもので、文字通り当社の環境経営のキーワードである「軽薄炭少」を具現化する、軽くて薄く環境に優しい機能性中しん原紙です。
LCCの製品ラインナップは120g/㎡と、2013年に開発された90g/㎡の2種類で、それぞれ一般的な中しん原紙の160g/㎡と120g/㎡に対応し、同等以上の強度を保ちながら25%の軽量化を実現しています。これにより段ボール製品の大幅な軽量化が可能になるとともに、LCC利用によるCO2排出量削減も7~9%に上ると試算されています。
さらに、LCCは原紙1本当たりの巻メーター長が伸びることも特徴で、段ボール工場における貼合工程の作業効率向上や、原紙在庫の少スペース化なども期待できます。
 なお、LCCはその高い機能性から段ボールに加工する場合、技術的なノウハウを必要としますが、当社は製紙・段ボール一貫メーカーの強みを活かし、早い段階でその製造ノウハウを確立するとともに、当社が推進するCフルートやデルタフルート段ボールとLCCを組み合わせることで、段ボールシートやケースのさらなる軽量化を可能にしました。
LCCは、八潮工場(埼玉県八潮市)と金津工場(福井県あわら市)にて生産しており全国に供給できる体制が整っています。地球温暖化をはじめ環境問題への関心が高まる中、段ボール軽量化へのニーズはますます高まっており、現在、金津、八潮両工場合わせた生産量は月間7,000トンにまで拡大しています。
「軽薄炭少」から「Less is more.」へ。当社は、少ない資源でより多くの付加価値を生む、CO2の排出も少ない段ボール製品の開発と段ボールのさらなる軽量化を、これからも積極的に推進してまいります。LCCはそのさきがけとなる段ボール原紙の新時代を拓くイノベーションとして、今後本格的な普及に向け大きく飛躍することが期待されます。

段ボールの平均坪量指数の推移

明日はもっと軽くなる。